ビジネス・ブレークスルー---2Qプラットフォームサービス事業が順調に推移し、2ケタ増収
ビジネス・ブレークスルー<2464>は6日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.0%増の26.90億円、営業利益が同34.0%減の1.63億円、経常利益が同25.4%減の1.87億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同38.7%減の1.02億円となった。
リカレント教育について、BtoB向け教育サービスは、組織変更により法人営業体制の更なる強化を行い企業の人材教育におけるソリューション提供に注力した結果、概ね計画どおりに新規顧客企業を開拓するなど順調に推移した。また7月に ITプレナーズジャパン・アジアパシフィック(以下「ITPJ」)を子会社化した。ITPJの子会社化により、教育領域の拡充と法人企業の開拓と深耕を図るとしている。BtoC向けのリカレント教育サービスは、社内に専門部署を設置し本格的なプロモーションを開始し、学び直しを目的とする社会人に向けたリカレント教育プログラム拡充の一環として、「リカレントスタートプログラム」を7月に開講した。ビジネス・ブレークスルー大学(以下「BBT大学」)経営学部並びに大学院では、春期入学者数は若干前年同期を下回ったが、前期より教務面での受講生サポートを強化したことが功奏し、BBT大学経営学部の4月期初の総学生数が増加に転じるなど、回復の兆しが見られた。
プラットフォームサービスについて、「アオバジャパン・インターナショナルスクール」では、本年度スクールイヤーを生徒数518名で開始した。これまでの拠点展開と国際バカロレア教育の導入・普及の取組みにより、本年度スクールイヤーでは、初等部G1クラスの生徒のうち8割を超える生徒が内部進学となるなどグループとしての相乗効果が実現しつつある。また、ケンブリッジ大学国際教育機構認定校で「リトルエンジェルス・インターナショナルスクール」の運営母体であるLittle Angels学園を子会社化したことで、プラットフォームサービス全体の生徒数は1,000名を超え、同社グループのグローバル教育拠点は8拠点となった。バイリンガル幼児教育を展開する「アオバジャパン・バイリンガルプリスクール」の各キャンパスにおいても在校生数は概ね順調に推移している。幼児教育拠点の増設を加速化する中、先行投資・費用を投下し準備している。
2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.8%増の56.16億円、営業利益が同37.9%減の2.84億円、経常利益が同37.2%減の2.89億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同40.5%減の1.42億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ