翻訳センター---2Q営業利益増、翻訳事業の特許分野及びコンベンション事業が好調に推移

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2019年11月8日 14時25分

翻訳センター<2483>は7日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.1%減の56.53億円、営業利益が同4.4%増の3.44億円、経常利益が同5.7%増の3.50億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同6.5%減の2.21億円となった。

翻訳事業の売上高は前年同期比2.6%減の39.61億円となった。特許分野では、特許事務所からの受注が好調を維持していることに加え、企業の知的財産関連部署からの受注増加により、売上高は同12.5%増の11.63億円となった。医薬分野では、製薬会社をはじめとする主要顧客の足元の受注は堅調に推移しているが、前年同期に計上した大型案件の反動減を補いきれず、売上高は同4.4%減の13.14億円となった。工業・ローカライゼーション分野では、主要顧客の自動車関連企業からの受注が低調に推移し、売上高は同10.3%減の11.38億円となった。金融・法務分野では、企業の管理系部署からの受注が低調に推移し、売上高は同11.2%減の3.44億円となった。

派遣事業の売上高は前年同期比0.2%減の6.04億円となった。ITサービス関連企業、金融関連企業、製薬会社からの求人は順調に推移したものの、前年同期より稼動日数が減少した影響により減収となった。

通訳事業の売上高は前年同期比16.2%増の5.56億円となった。顧客基盤の拡大に加え、製薬会社からの受注が増加した。

コンベンション事業の売上高は前年同期比43.0%増の3.27億円となった。「第29回国際地図学会議(ICC2019)および第17回国際地図学協会総会」、「PetroPhase 2019」などの国際会議案件や「第33回日本外傷学会総会・学術集会」、「第107回日本美容外科学会」などの医学会案件に加え大手IT企業のイベントなどの受託・運営により、増収となった。

その他の売上高は前年同期比39.2%減の2.03億円となった。前第3四半期にメディア総合研究所のIT事業を売却した影響などから減収となった。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.9%増の126.00億円、営業利益が同14.3%増の10.30億円、経常利益が同13.8%増の10.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.9%増の6.80億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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