前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年11月14日 5時20分

■ニチイ学館 <9792>  1,699円 (-246円、-12.7%)

東証1部の下落率トップ。ニチイ学館 <9792> が3日ぶり急反落。12日大引け後に決算を発表。「今期経常を21%下方修正」が嫌気された。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の40.5億円に急拡大した。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の110億円→87億円(前期は57億円)に20.9%下方修正し、増益率が92.9%増→52.6%増に縮小する見通しとなった。

■じげん <3679>  534円 (-75円、-12.3%)

東証1部の下落率2位。じげん <3679> が3日ぶり急反落。12日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を154億円から130億円(前期比1.1%増)へ、営業利益を47億5000万円から39億円(同4.3%減)へ、純利益を32億7500万円から26億5000万円(同5.7%減)へ下方修正し、増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気された。インターネットメディア事業において、顧客の予算減や事業戦略の転換に伴い人材、不動産、生活の各領域で計画を下回っていることが響く見通し。また、三光アド(人材領域)の売り上げ処理方針の変更も影響するとしている。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高66億2600万円(前年同期比10.0%増)、営業利益20億2800万円(同5.3%増)、純利益13億8600万円(同6.1%増)だった。

■ユーザベース <3966>  1,811円 (-203円、-10.1%)

ユーザベース <3966> [東証M] が急反落。同社は12日大引け後に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)営業が赤字転落で着地・7-9月期は赤字拡大」が嫌気された。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結営業損益は14.3億円の赤字(前年同期は1億円の黒字)に転落した。

■オークネット <3964>  1,348円 (-128円、-8.7%)

東証1部の下落率8位。オークネット <3964> が続急落。12日大引け後に決算を発表。「今期経常を一転13%減益に下方修正」が嫌気された。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比28.7%減の18.6億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の36.7億円→28.7億円(前期は33億円)に21.8%下方修正し、一転して13.0%減益見通しとなった。

■タカラバイオ <4974>  2,077円 (-169円、-7.5%)

タカラバイオ <4974> が急反落。12日大引け後に決算を発表。「今期経常を2%下方修正」が嫌気された。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比10.9%増の29.6億円に伸びた。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の64.5億円→63.5億円(前期は56.6億円)に1.6%下方修正し、増益率が13.9%増→12.1%増に縮小する見通しとなった。

■三愛石 <8097>  1,104円 (-81円、-6.8%)

三愛石油 <8097> が急反落。12日大引け後に決算を発表。「上期経常が18%減益で着地・7-9月期も15%減益」が嫌気された。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比17.8%減の50.7億円に減り、通期計画の120億円に対する進捗率は42.3%となり、5年平均の44.7%とほぼ同水準だった。

■パーソルHD <2181>  2,005円 (-146円、-6.8%)

パーソルホールディングス <2181> が3日ぶり急反落。12日大引け後に決算を発表。「今期最終を75%下方修正」が嫌気された。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は51.7億円の赤字(前年同期は119億円の黒字)に転落し、従来の96億円の黒字予想から一転赤字で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の217億円→55億円(前期は243億円)に74.7%下方修正し、減益率が10.9%減→77.4%減に拡大する見通しとなった。

■カネカ <4118>  3,715円 (-260円、-6.5%)

カネカ <4118> が4日ぶり急反落。12日大引け後に決算を発表。「今期経常を一転17%減益に下方修正」が嫌気された。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比39.3%減の96.7億円に落ち込んだ。併せて、通期の同利益を従来予想の350億円→260億円(前期は312億円)に25.7%下方修正し、一転して16.8%減益見通しとなった。

■ハピネット <7552>  1,351円 (-86円、-6.0%)

ハピネット <7552> が7日ぶり急反落。12日大引け後に決算を発表。「上期経常が15%減益で着地・7-9月期も9%減益」が嫌気された。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比15.1%減の15.7億円に減り、通期計画の48億円に対する進捗率は32.7%にとどまり、5年平均の39.7%も下回った。

■ペプドリ <4587>  4,905円 (-305円、-5.9%)

ペプチドリーム <4587> が続急落。12日大引け後に決算を発表。「7-9月期(1Q)経常は赤字転落で着地」が嫌気された。19年12月期第1四半期(7-9月)の経常損益(非連結)は2億6900万円の赤字(前年同期は5400万円の黒字)に転落した。

※13日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.