<マ-ケット日報> 2019年11月14日

市況
2019年11月14日 17時00分

14日の市場は日経平均が大幅続落。終値は前日比178円安の2万3141円で、今月1日以来、約2週間ぶりの安値となった。日本や中国の経済指標が予想を下回ったことや香港ハンセン指数の下落が響き先物売りが強まった。日経平均の下げ幅は一時250円超に達するなど円高進行もあってやや荒れ模様に。今週は米株高に連動せず上昇のリズムに変化が生じている様子が見受けられる。

昨日の米国市場はFRB議長の議会証言を好感してダウ平均は上昇。2日ぶりに史上最高値を更新した。同議長は「金融政策は現状が適切で経済も安定して成長している」と証言。低金利が続く一方、経済成長に関しても一定の自信を示したことから買い安心感が広がった。ただ、米中貿易協議の進展が見られず上値はやや重め。ハイテク株の多いナスダック指数は反落するなど一部で気迷いも表われている。

一方、東京市場は微妙な7-9月GDPに加え、予想を下回った中国の経済指標を嫌気して中頃から売りが広がる展開となった。香港株の下落と円高も重しとなり後半相場もだれたまま。日経平均はおよそ1カ月ぶりに10日移動平均線を割り込むなど短期的な調整局面入りを示唆している。本日は他の株価指数も総じて値下がりしており、全体の底上げ的な水準訂正も一巡してきた様子。このところ企業の減益・下方修正が続き日経平均のPERも気が付けば14倍まで上昇。割安感が薄れている点も買い意欲を後退させている可能性がある。(ストック・データバンク 編集部)

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