来週の為替相場見通し=FOMC議事録など注目
来週の外国為替市場のドル円相場は、依然として米中貿易協議の行方が注視されるほか、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策にも再度関心が向かいそうだ。予想レンジは1ドル=107円80~109円20銭。
この週は米中協議への警戒感も高まるなか、ドルは一時108円20銭台まで下落した。米国による第4弾の対中関税引き上げが実施される12月15日が迫る中、来週も米中関係のニュースは一段と注目されそうだ。また、20日には10月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表される。12月のFOMCに向けて、その内容は関心を集めそうだ。さらに、19日に米10月住宅着工件数、21日に米11月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、同景気先行総合指数、同中古住宅販売件数が発表される。国内では20日に10月貿易統計、22日に10月消費者物価指数が公表される。