話題株ピックアップ【夕刊】(2):日本M&A、GMO-PG、キョーリン

注目
2019年11月19日 15時13分

■ギフティ <4449>  1,650円  +46 円 (+2.9%)  本日終値

ギフティ<4449>が続伸。東京証券取引所が18日、同社株を19日付で貸借銘柄に選定すると発表したことを受けて、株式流動性の向上による売買の活性化への期待から買いが入ったようだ。なお、日本証券金融も19日約定分から貸借銘柄に追加している。

■日本M&Aセンター <2127>  3,595円  +100 円 (+2.9%)  本日終値

日本M&Aセンター<2127>は全般地合悪のなか7連騰と気を吐いている。連日の年初来高値更新で上げ幅は前日に続き100円を超えた。中小企業を中心にM&Aの仲介ビジネスを展開するが、経営者の高齢化と後継者不足など背景に事業承継に関する高水準の案件を確保し利益成長を続けている。19年4~9月期は営業利益段階で前年同期比32%増の91億8600万円と急拡大した。また、M&A支援だけでなく、IPOサポート事業にも積極的に取り組んでいる。

■日本調剤 <3341>  3,920円  +95 円 (+2.5%)  本日終値

日本調剤<3341>が続伸。18日の取引終了後、同業の薬栄(東京都新宿区)、新栄メディカル(東京都武蔵野市)及びセンチュリーオブジャスティス(東京都渋谷区)の全株式をそれぞれ取得し子会社化すると発表しており、これが好材料視された。今回買収する3社は、東京都を中心に千葉県、埼玉県、神奈川県の1都3県で調剤薬局を合わせて19店舗展開しており、子会社化によりグループの更なる店舗網の拡充を図るのが狙い。また、サービスや事業ノウハウの融合などで経営基盤を一層強化し、グループの企業価値を高めるとしている。

■GMO-PG <3769>  7,280円  +150 円 (+2.1%)  本日終値

GMOペイメントゲートウェイ<3769>が続伸。午後2時ごろ、同社が基盤システムを提供する「銀行Pay」が、トヨタ自動車<7203>、トヨタファイナンシャルサービス(名古屋市西区)・トヨタファイナンス(名古屋市西区)の3社がこの日から展開する複数の支払い手段を搭載するスマートフォン決済アプリ「TOYOTA Wallet」の決済方法に採用されたと発表しており、これが好材料視された。「TOYOTA Wallet」は、利用者が用途に合わせて自由に決済手段を選ぶことが可能な決済アプリ。プリペイド型電子マネー「TOYOTA Wallet 残高」とクレジット型サービス「TOYOTA TS CUBIC Origami Pay」、デビット型サービス「銀行Pay」という3つの支払い手段が搭載されており、「銀行Pay」の支払いを選択するユーザーは、マルチバンク対応の「銀行Pay」加盟店で順次利用可能になるとしている。

■キョーリン <4569>  1,853円  +35 円 (+1.9%)  本日終値

キョーリン製薬ホールディングス<4569>が3日続伸。午前11時ごろ、子会社の杏林製薬が製造販売承認を取得していたキノロン系経口抗菌剤「ラスビック錠75ミリグラム」が、きょう付で薬価基準に収載されたと発表しており、これが好材料視された。同剤は、呼吸器・耳鼻咽喉科領域感染症の新たな治療薬で20年1月8日の発売を予定。初年度売上高9億円を見込んでおり、20年3月期業績予想には織り込み済みとしている。

■チェンジ <3962>  2,114円  +29 円 (+1.4%)  本日終値

チェンジ<3962>が反発。18日の取引終了後、DX(デジタル技術を活用したビジネス変革)に関する知識・ノウハウ不足を解決する、DX支援型会員制プログラム「デジテリ」の提供を開始すると発表しており、これが好感された。新サービスは、企画立案のインプットとなる情報提供から、企画立案・実行の際の疑問を解決するアドバイスまで包括的に支援し、DXに関する知識・ノウハウ不足の課題を解決するというもの。具体的には、企画立案に向けた知識をインプットするeラーニングや、ビジネス活用へのアイデア創発や技術習得を促すセミナー、DX推進の際に生じる疑問を解決するコンシェルジュサービス、オープンイノベーションを実現する会員限定コミュニティーなどを提供するとしている。

■ワールド <3612>  2,855円  +38 円 (+1.4%)  本日終値

ワールド<3612>が後場に入って強含む動き。同社はきょう、グループのワールドライフスタイルクリエーションが英国ライフスタイルブランド「ローラ アシュレイ」のマスターライセンス権を持つ伊藤忠商事<8001>とサブライセンス契約を締結し、2020年秋から同ブランドの公式店舗及び日本公式ECサイトを展開すると発表。ワールドはブランド事業のポートフォリオの最適化を図るうえで、非アパレル事業を強化しており、今回の提携もその一環。公式店舗は20年8月頃に都心や大都市、都心近郊の百貨店を候補地として出店を予定し、出店時期にあわせて日本公式ECサイトを開設するとしている。

■大塚ホールディングス <4578>  4,851円  +27 円 (+0.6%)  本日終値

大塚ホールディングス<4578>が年初来高値を更新。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「大塚ホールディングス傘下の大鵬薬品工業は抗がん剤を中国で2020年中に発売する」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。発売するのは「ロンサーフ」で、今年9月に大腸がん治療薬として中国当局から承認を取得した。日本では14年に承認を取得しており、米国や欧州でも販売。日本や欧米では胃がんでの適応も取得している。

■フージャース <3284>  716円  +2 円 (+0.3%)  本日終値

フージャースホールディングス<3284>はしっかり。18日の取引終了後、高島屋<8233>子会社の東神開発と、不動産開発における事業拡大を目的に戦略的パートナーシップ協定を締結したと発表しており、これが好感された。今回締結した協定では、両社がこれまで培ってきた事業ノウハウを活用し、高齢者施設の開発及び運営、ヘルスケア関連施設に特化した不動産投資信託(ヘルスケアリート)の運営、地方中核都市の再開発事業における商業施設開発、海外不動産投資・開発事業などの分野で共同取り組みの検討を行い、シナジーを生み出すことが目的。なお東神開発は、フージャースグループが組成し、ヘルスケアリートの活用を前提としたブリッジファンドに出資するとしている。

■SMC <6273>  48,440円  -1,430 円 (-2.9%)  本日終値

SMC<6273>が1000円を超える下げとなったほか、安川電機<6506>、ファナック<6954>などFA関連が軟調。米中協議の先行きに思惑が錯綜しているが、前日に米CNBCが「北京側の雰囲気は悲観的だ」と伝え、これが中国への売上高比率の高いFA関連株にはネガティブに作用している。足もと、外国為替市場で1ドル=108円台半ばまで円高に振れていることで、輸出採算改善への期待も後退している。

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