話題株ピックアップ【夕刊】(3):穴吹興産、ソフトフロン、レイ

注目
2019年11月26日 15時17分

■穴吹興産 <8928>  3,225円  +321 円 (+11.1%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

25日、穴吹興産 <8928> が12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、株式分割後も株主優待制度の対象は、現行の100株以上保有を据え置くことも明らかにしている。実質的な拡充となる。

■ソフトフロン <2321>  128円  +6 円 (+4.9%)  本日終値

ソフトフロントホールディングス<2321>が大幅高。25日の取引終了後、ジェクシード<3719>と資本・業務提携し、ジェクシードに対して第三者割当増資を行うと発表しており、これが好感された。ソフトフロンの自然会話AIプラットフォーム「commubo」や音声通話自動化サービス「telmee」などのソリューションが、ジェクシードの顧客基盤である企業の業務効率化・自動化を支援することが可能であり、両社の売り上げ拡大につながると判断したという。なお、提携に伴い12月11日を払込期日として、70万株の第三者割当増資を実施する。発行価額は1株111円。これによりジェクシードのソフトフロン株保有割合は2.67%となる。

■レイ <4317>  696円  +28 円 (+4.2%)  本日終値

レイ<4317>が8連騰と気を吐いている。11月下旬を境に一気に浮上、10月11日以来1カ月半ぶりの700円台復帰を果たした。イベントやテレビCMの企画や映像制作を手掛けるが、テレビ朝日ホールディングス<9409>との資本・業務提携を経てeスポーツを含むスポーツ分野の需要取り込みに期待がかかる。20年2月期第2四半期業績は営業利益段階で前年同期比3倍の5億4700万円と絶好調、東京五輪関連特需も今後期待できることで、業績拡大に向けた追い風が強い。

■CIJ <4826>  987円  +29 円 (+3.0%)  本日終値

25日、CIJ <4826> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.52%にあたる25万株(金額で2億7500万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月26日から12月20日まで。うち11万株を11月26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得する。

■アイ・テック <9964>  1,824円  +49 円 (+2.8%)  本日終値

25日、アイ・テック <9964> [JQ]が発行済み株式数の7.49%にあたる91万5132株の自社株を消却すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は11月29日。

■トライアイズ <4840>  462円  +11 円 (+2.4%)  本日終値

トライアイズ <4840> [JQG]が高い。25日大引け後、19年12月期の期末一括配当を従来計画の12円→15円(前期は12円)に増額修正したことが買い材料視された。注力分野の米国投資事業が堅調に推移したことを踏まえ、記念配当3円を実施する。権利付き最終日を約1ヵ月後に控え、配当取りを狙うなど買いが向かった。

■CEホールディングス <4320>  480円  +9 円 (+1.9%)  本日終値

25日、CEホールディングス <4320> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.46%にあたる22万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月2日から20年6月30日まで。

■アプリックス <3727>  239円  +4 円 (+1.7%)  本日終値

アプリックス<3727>が3日続伸。25日の取引終了後、子会社のスマートモバイルコミュニケーションズ(SMC)が展開するMVNOサービス「スマモバ」の新プランとして、法人向けIoT用データ通信サービス「unio(ユニオ)」の提供を開始したと発表しており、これが好感されている。「unio」は、SMCにおける初のIoT関連サービスで、ドコモLTE回線を利用。月額200円から利用することが可能で、機器監視、位置情報取得、見守りサービス、モニタリング、防犯・監視カメラなど利用用途に合わせてさまざまなプランが用意されているという。

■NF回路 <6864>  2,581円  +43 円 (+1.7%)  本日終値

エヌエフ回路設計ブロック<6864>が大幅高。同社はアナログ回路技術を強みに電子計測器の開発などを手掛けており、電源システム分野では蓄電システムなどにも展開する。25日取引終了後、伊藤忠商事<8001>と合弁会社を設立し、蓄電池システム事業を合弁化することを発表、これによる業容拡大効果に期待した買いを呼び込んだ。

■デルタフライ <4598>  1,833円  +25 円 (+1.4%)  本日終値

Delta-Fly Pharma<4598>が4日続伸。この日、抗がん剤候補化合物DFP-10917及びDFP-14927の米国での臨床試験に関して、症例登録開始の報告を受けたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。DFP-10917は、難治性・再発急性骨髄性白血病患者を対象に第3相臨床試験を進めており、11月に2例の症例登録が開始されたという。一方のDFP-14927は、消化器がんなどを対象疾患として、第1相臨床試験を進めており、10月から2例の症例登録が開始されているという。なお、同件による20年3月期業績への影響はないとしている。

●ストップ高銘柄

トミタ電機 <6898>  1,342円  +300 円 (+28.8%) ストップ高   本日終値

インパクト <6067>  2,210円  +400 円 (+22.1%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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