メディパルがマイナスに転じる、医薬品卸大手4社に強制調査と報じられる
メディパルホールディングス<7459>がマイナスに転じたほか、アルフレッサ ホールディングス<2784>が下げ幅を広げるなど医薬品卸大手が後場売られている。午後2時過ぎの日本経済新聞電子版で「独立行政法人『地域医療機能推進機構』(JCHO、東京・港)発注の医薬品の入札を巡り、談合を繰り返した疑いが強まったとして、公正取引委員会は27日、医薬品卸大手4社の本社など関係先について独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で強制調査を始めた」と報じられており、これを嫌気した売りが出ているようだ。
強制対象となったとされるのは、メディパル傘下のメディセオとアルフレッサHD傘下のアルフレッサ、スズケン<9987>、東邦ホールディングス<8129>傘下の東邦薬品などという。報道を受けてメディパルでは、立ち入り検査を受けた事実を認め、「公正取引委員会の検査に全面的に協力する」とのコメントを発表している。