話題株ピックアップ【夕刊】(3):アルファクス、セキド、フマキラ

注目
2019年11月29日 15時20分

■セキド <9878>  619円  +33 円 (+5.6%) 一時ストップ高   本日終値

セキド<9878>が一時ストップ高。同社はきょう、外国人スタッフの住居確保を目的として住友林業<1911>グループの住友林業レジデンシャルと提携したと発表。前日には京都育英館と留学生の就職サポートなどで提携したことを明らかにしており、これらが多くの優秀な人材を採用できる仕組みづくりや、労働者派遣事業及び有料職業紹介事業の拡大につながると期待されているようだ。住友林業レジデンシャルとの提携は、中国を中心とした海外出身で在留資格を持ち、日本での就職希望者に賃貸物件の紹介することで生活のソフト面を支援し、独自の教育プログラム実施とあわせて早期の戦力化を図ることなどが目的。また、日本企業に就職を希望する中国出身の留学生が多く在籍する京都育英館との提携では、学生が日本語や日本企業で勤めるにあたっての基本事項などを勉強したのち、同社が展開するブランドショップ「GINZA LoveLove」での販売体験や本社での商品・販促研修、ファッション市場調査体験など同社独自の教育プログラムを実施するとしている。

■フマキラー <4998>  1,223円  +61 円 (+5.3%)  本日終値

フマキラー<4998>は大幅反発。環境省が29日、東京港青海ふ頭において、強い毒性を持つ特定外来生物ヒアリが500匹以上確認されたと発表しており、ヒアリ対策関連銘柄として物色された。青海ふ頭では、10月にもヒアリの女王アリが50匹以上見つかっていることから、国内に定着した可能性が高まっている。ヒアリは殺虫剤に対しての抵抗性が特に強くはないとされ、アリ殺虫剤を手掛ける同社への関心が高まっている。

■アルファクス <3814>  1,413円  +58 円 (+4.3%)  本日終値

アルファクス・フード・システム<3814>が大幅高。同社のセルフレジ「セルフショット」と、食品ロス対策に対応する「飲食店経営管理システム」の拡張機能「自動発注システム」が、国土交通省直轄の道の駅「道の駅のつはる店」に、全国の道の駅で初めてIT武装カフェとして採用されることになったと発表しており、これが好材料視された。「セルフショット」と「自動発注システム」のセットは既に、実証運営店舗であるカフェ業態「マスターズカフェ」として、自社所有のナチュラルグリーンパークホテル(山口県山陽小野田市)で18年3月から運用しているが、その採算性が注目されており、今回の採用につながったという。同社では「道の駅のつはる店」での採用を皮切りに、既設の全国道の駅への製品・サービス導入に期待しているという。

■オエノンHD <2533>  409円  +13 円 (+3.3%)  本日終値

28日、オエノンホールディングス <2533> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.65%にあたる100万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月29日から20年4月30日まで。

■GameWith <6552>  809円  +22 円 (+2.8%)  本日終値

GameWith<6552>が3日ぶりに反発。同社は28日取引終了後に、eスポーツ大会イベント企画・運営を手掛けるInfofed社(シンガポール)への出資を決定したと発表。Infofed社は、主にタイでeスポーツ大会イベントの企画・運営を行っている企業。2020年にミャンマー、ラオス、カンボジアの進出を予定しており、25年に東南アジアにおけるeスポーツ事業の牽引役になることを目指している。ゲームウィズは東南アジアでのeスポーツの情報収集と同地域への進出の足掛かりとなることを期待し、このほどInfofed社に出資することを決定。投資金額は500万円とするが、Infofed社は事業拡大に向けた株式による資金調達を現在検討している段階にあり、出資シェア獲得に向け、将来株式による資金調達を実行する際、株式に転換することを約定する投資契約(将来株式取得略式契約)による投資を先行して実施するとしている。

■ピアラ <7044>  2,504円  +64 円 (+2.6%)  本日終値

ピアラ <7044> [東証M]が5日続伸。28日大引け後、株主優待制度を新設すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。毎年12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有期間1年未満でクオカード1000円分、1年以上保有で同1500円分を贈呈する。優待制度は19年12月末から開始するとしている。

■東京製綱 <5981>  1,141円  +22 円 (+2.0%)  本日終値

東京製綱<5981>はしっかり。午前11時ごろ、ルーマニアのブレイラ橋に使用されるメインケーブルワイヤ及びハンガーケーブルを受注したと発表しており、これが好材料視された。同橋は、ルーマニア・ブレイラ市と対岸を結ぶためドナウ川に架かる、全長約1974.3メートル、中央径間長1120メートルの吊り橋で、完成後はルーマニア国内最長、EU域内では4番目の中央径間を有する吊り橋となる。納入先はIHIインフラシステム(堺市堺区)で、納入予定時期は20年7月から21年6月を予定している。

■オリコン <4800>  1,380円  +21 円 (+1.6%)  本日終値

オリコン<4800>が3日ぶりに反発。28日の取引終了後、子会社oricon MEが発行する週刊エンタテインメントビジネス誌「コンフィデンス」を、20年3月25日発送の3月30日号をもって休刊すると発表しており、経営資源の集中を好材料視した買いが入った。情報提供のスピードが急速に上がっている昨今の時流を考慮し、経営資源をより成長事業へ集約すべきと判断したという。なお、強みであるエンタテインメント業界向けの情報発信は、ME社が運営・制作する総合トレンドメディア「ORICON NEWS」内のWEBサイト「コンフィデンス」に引き継ぎ、収益力強化を図るとしている。

■ディー・ディー・エス <3782>  348円  +5 円 (+1.5%)  本日終値

ディー・ディー・エス<3782>が反発。28日の取引終了後、同社のクラウド本人認証「マガタマサービス」と、飛天ジャパン(東京都中央区)が提供するパスワード不要の指紋認証デバイス「BioPass FIDO2」を連携させ、文教市場で採用が広がる「Chromebook」向けに展開すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。米グーグルが開発したOSであるChromeOSを搭載したChromebookは、ファイルやデータが共有可能で管理やセキュリティーもしっかりしていることや、価格的にも安価であることから日本の教育現場でも採用が増えている。今回の「マガタマサービス」と「BioPass FIDO2」の連携により、OSログオンに加えて、授業で利用するSaaSアプリケーションの認証において生体認証により簡単かつスピーディにログインすることができるようになるほか、タイピングが難しい低学年の児童でも安全にID認証を行うことができるようになるとしている。

■シダー <2435>  223円  +1 円 (+0.5%)  本日終値

シダー<2435>は3日ぶりに反発。28日の取引終了後、福岡市博多区に保有する介護施設の土地・建物を売却すると発表。これに伴い、20年3月期業績に固定資産売却益1億2300万円を特別利益として計上するとしたことから、業績上振れ期待の買いが入った。なお、業績への影響は、他の要素も含めて精査中としている。

●ストップ高銘柄

ブティックス <9272>  3,260円  +503 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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