インスペック急伸、新たにロールtoロール型シームレスレーザー直描露光機事業を開始
インスペック<6656>が急伸している。午前9時30分ごろ、新たな事業としてロールtoロール型シームレスレーザー直描露光機の開発・製造・販売に取り組むと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。
同社では、自動車業界で長尺のFPC(フレキシブル基板)をシームレスに露光が可能な露光機へのニーズが高まっていることを受けて、検査装置事業で培ってきたロールtoロール方式の精密搬送システムと、プリント基板用の直描露光機を製造販売してスイス子会社の技術をベースとして、長尺FPCをシームレスに連続露光可能なロールtoロール型シームレスレーザー直描露光機(R-LDI)の開発を推進。今回、基本機能の開発が完了したことで新事業として取り組みを決めたという。20年2月から受注を開始し、来期以降に出荷を開始する予定で、成長牽引役となるよう注力するとしている。なお、20年4月期業績への影響は軽微としている。