重要イベント控え様子見姿勢、物色はIPO銘柄などに/後場の投資戦略

市況
2019年12月10日 12時21分

日経平均 : 23428.67 (-2.03)

TOPIX  : 1722.32 (+0.25)

[後場の投資戦略]

前引けの日経平均は小幅安、一方で東証株価指数(TOPIX)は小幅高とまちまち。ここまでの東証1部売買代金は8600億円程度にとどまっている。米国ではFOMCや対中追加関税の発動期限が控えているうえ、欧州でも12日に英総選挙と欧州中央銀行(ECB)理事会が予定されているため、これらの結果を見極めたいとの思惑が強まっているようだ。米中の貿易協議を巡っては、追加関税の発動先送りなどで決定的な対立を回避するとの期待が根強いが、トランプ流交渉の行方は見通しづらいところ。英総選挙も与党・保守党が単独過半数を確保し、欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感が払拭されることに期待する向きが多いものの、前回の結果などから最後まで警戒ムードは解けないだろう。

アジア株も総じて小動き。日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ実施も期待できず、後場の日経平均は底堅くも上値の重い展開となりそうだ。なお、新興市場ではマザーズ指数や日経ジャスダック平均が小幅に上昇。本日はテクノフレックス<3449>が東証2部に、ALiNK<7077>がマザーズにそれぞれ新規上場し、12月のIPO(新規株式公開)ラッシュが始まった。ALiNKは前引け時点で買い気配のまま初値が付いていないが、株式相場全体のこう着感から中小型材料株とともにIPO銘柄が個人投資家の物色を集めやすいだろう。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

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