外為サマリー:1ドル108円40銭台で推移、見極め要因多く上値重い

通貨
2019年12月12日 10時20分

12日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=108円48銭前後と前日の午後5時時点に比べ20銭強のドル安・円高となっている。

11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=108円56銭前後と前日に比べ10銭強のドル安・円高で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)はこの日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決め、パウエルFRB議長は会見で「いまの政策金利は適切」と述べるなど当面は現在の金融スタンスを維持する姿勢を示唆。FRBの低金利政策が続くとの見方が広がると、108円40銭台に軟化する場面があった。

将来的な米利下げの可能性が残るとあって、東京市場に移ってからも積極的なドル買い・円売りは入りにくい状況。また、米政権が15日に予定する対中追加関税の発動期限が迫るなか、一部で「トランプ米大統領は発動するかどうかを巡り、通商・経済顧問らと12日に協議する可能性が高い」と伝えられていることもドルの重荷となっているようだ。加えて、欧州連合(EU)離脱の行方を左右する英総選挙の投開票を迎えることや、欧州中央銀行(ECB)理事会の開催を控えていることもあり、午前9時過ぎ以降は108円40銭台を中心に上値の重い展開となっている。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1136ドル前後と同0.0050ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=120円82銭前後と同30銭程度のユーロ高・円安となっている。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.