個人投資家・有限亭玉介:ローカル5G関連と年始から注目の個別株【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2019年12月29日14時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
この度は『ローカル5G関連と年始から注目の個別株』というテーマで寄稿させて頂きますよ。
さて、あたくしのブログでは日々「気になる銘柄」をピックアップし、その後の値動きに対する私観を交えた実況中継などを掲載しております。当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。
まずご紹介致しますのはギグワークス<2375>です。法人向けIT支援サービスやレンタルオフィス、人材派遣などを展開する同社は、5G基地局向けの技術者派遣も手掛けている事から「5G関連 」としても注目されております。11月時点で具体的な受注数は出ておりませんが、会社側は「5G案件は対応し切れないほど多い」と成長加速を匂わせており、株価も上昇トレンドに入っています。
11月28日に発表した19.10期決算は経常利益が前期比30.6%増の8.01億円で着地し、20.10期も同12.3%増の9.00億円と最高益を更新する見通しです。また、今期(20.10期)の年間配当を19.10期の1株あたり14.00円から4円増配し、18.00円とする見込みです。5Gサービス始動の春を見据えて、25日線を下値サポートに下値を切り上げるか監視しています。
2つ目の銘柄は12月18日に東証マザーズに上場したばかりのJTOWER<4485>です。上場日当日は公開価格1,600円を63.8%上回る2,620円と堅調な初値となり、以後は強い上昇トレンドへ乗っています。
同社は通信インフラシェアリングを主力として、携帯基地局に関連するアンテナや電源、ファイバー等の設備投資を同社が一元管理した後に各社へ提供するという事業を手掛けており、5G普及に伴う施工が活況となる今、受注拡大が進むと見られております。地域支援のコンサルを行うカルティブとNTT<9432>で同社株式の50%以上を保有している事から、ローカル5G関連としての話題も含めてその成長性には期待したいところです。
3つ目の銘柄は東陽テクニカ<8151>です。情報通信測定器の輸入販売を手掛ける同社ですが、政府の経済対策として東京五輪へ向けた5G基地局の整備が加速しており、同社の5G基地局向け情報通信測定機器の需要も増加している模様です。20.9期は経常利益について前期比7.2%増の20.00億円を計画しており、年間配当については前期比5円増配の1株あたり38.00円を見込んでおります。
また、自社ソリューションも成長が著しく、自動運転などの計測の分野で海外進出も幅広く展開しております。チャートは上昇トレンドのまま2019年を締めましたが、2020年もこの成長が続くか監視していきたいですな。
4つ目の銘柄はサンバイオ<4592>です。12月13日に北米での慢性期脳梗塞を対象とする再生細胞薬「SB623」の共同開発及びライセンス契約の解消が発表され、株価は急落しました。その後、12月24日にはSMBC日興証券が格付けを「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ引き上げ、目標株価を4,700円から3,300円へ引き下げております。
その他にも投資判断を強気スタンスで据え置いている証券会社も散見されており、一時的な売られ過ぎと見て、底値で拾ってポジティブなニュースを待つも投資家としての醍醐味…なのかもしれませんな。
5つ目の銘柄はYouTuberの事務所運営など手掛けるUUUM<3990>です。2019年は多くの芸能人がYouTubeチャンネルを開設した事で話題となり、これまでにYouTubeをあまり視聴しなかった層がYouTube市場に参入したとも言われています。2020年も動画広告市場の拡大に加え、5Gによる通信速度の向上は同社にも恩恵をもたらすと思われます。
一目均衡表(週足)では11月の上昇トレンドが12月に入って調整するような形になっています。雲を上抜けした後、再び雲の上限にかかっており、上値の重さがやや目立つものの、1月14日に予定されている決算発表を目処に、期待先行で下値を切り上げるか監視を続けたいですな。
最後の銘柄は11月にもご紹介致しましたアテクト<4241>です。次世代ガソリンターボで1000度近辺に耐えうるノズルベーンの技術確立の発表から4ヶ月以上経ちましたが、株価は順調に成長を続けております。一目均衡表(週足)は、これから雲を上抜けできるか監視中です(月足レベルでは上抜けしております)。衛生検査器材事業の売上高が上期単独では20.3期上期に過去最高額となったことに加え、スペーサーテープの受注量も拡大しており、2022年から始動する自動車部品事業にも期待したいところです。
と…ここでご紹介できるのはスペースの関係もあり、以上ではありますが…他にも「注目すべき」とする銘柄は沢山ございます。お時間がありましたらブログを検索して頂ければ幸甚です。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《SF》
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