話題株ピックアップ【夕刊】(3):ドーン、ニューテック、フォーバルR

注目
2020年1月10日 15時18分

■フィードフォース <7068>  2,516円  +500 円 (+24.8%) ストップ高   本日終値

フィードフォース<7068>は後場急動意でストップ高。同社はデジタルマーケティングを展開しており、情報サイトの掲載広告を更新する「データフィード」の運用などを手掛ける。ネット広告市場ではスマートフォン向けに企業のニーズが一段と旺盛で業績は好調に推移している。きょう前場取引終了後に発表した20年5月期中間決算では営業利益が7700万円だった。通期では前期比5.2倍の2億3500万円と急拡大見通しにある。きょうは決算発表と合わせ、広告運用及びマーケティング支援などを行うアナグラム(東京都渋谷区)の株式を取得し連結子会社化することを発表、これを材料視する形で投資資金が流入した。テクニカル的にも12月2日の戻り高値2223円払拭から値幅制限上限の2516円まで一気に水準を切り上げている。

■ドーン <2303>  2,125円  +400 円 (+23.2%) ストップ高   本日終値

ドーン <2303> [JQ]がストップ高。9日大引け後、20年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億2600万円→2億6100万円に15.5%上方修正。増益率が10.2%増→27.3%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。クラウドサービスの新規顧客獲得が想定以上に進み、利用料収入が増加するうえ、既存顧客の機能拡張に伴うシステム開発の受注も伸びる。仕入れなどの製造原価が想定を下回ることも上振れの要因となる。

■ニューテック <6734>  3,020円  +502 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

ニューテック<6734>がストップ高。9日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年3~11月)連結決算が、売上高21億円(前年同期比10.3%増)、営業利益2億400万円(同73.3%増)、純利益1億4700万円(同81.2%増)と大幅増益となり、なかで9~11月期営業利益が7.3倍となっており、直近四半期の大幅増益を好感した買いが入った。利益率の高いハードウェアに付加価値を付けたAI・ディープラーニング、監視カメラ向けストレージサーバやアプライアンス製品の引き合いが好調に推移したことが牽引した。なお、20年2月期通期業績予想は、売上高31億5000万円(前期比11.4%増)、営業利益2億6000万円(同24.1%増)、純利益1億7000万円(同14.9%増)の昨年12月24日に発表した修正予想値を据え置いている。

■フォーバルR <9423>  109円  +17 円 (+18.5%)  本日終値

フォーバル・リアルストレート<9423>は急騰。通信・OA機器を販売し、オフィス移転支援や内装工事を行っている。株価は前日まで90円台と100円を割れた水準でもみ合っていたが、親会社のフォーバル<8275>が61%の株式を保有していることで、親子上場関連のテーマに乗る銘柄として投資資金が攻勢をかけている。

■大和コンピューター <3816>  1,760円  +272 円 (+18.3%)  本日終値

大和コンピューター<3816>は続急騰。基幹系業務とWeb関連で優位性を持つソフト開発会社で、クラウドサービス分野にも傾注し企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)需要を取り込む。また、市場では農林水産省のスマート農業技術の開発・実証プロジェクトに参画するなど農業ICT関連として注目が高まっているようだ。

■メタップス <6172>  1,040円  +150 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値

メタップス<6172>はストップ高。午後1時ごろ、100%子会社メタップスペイメントの株式の一部をセブン銀行<8410>に譲渡し、新たな事業展開に向けた業務提携の推進に合意したと発表しており、これを好感した買いが入った。今回発表の資本・業務提携は、セブン銀行による資本参加を通して、メタップスペイメントへの給与即時払いサービス「CRIA(クリア)」のサービス拡充や、新たなサービスの開発・提供を目指すのが狙い。株式の譲渡に伴い、メタップスは20年12月期第1四半期単独業績で特別利益として14億2200万円を計上する見込みとしている。なお、株式譲渡後もメタップスはメタップスペインメント株式の過半数を保有しており、子会社の異動はないとしている。

■朝日ラバー <5162>  799円  +100 円 (+14.3%) ストップ高   本日終値

朝日ラバー<5162>がストップ高。同社は9日取引終了後、切り紙構造とゴムの複合により低応力で伸長し、耐久性に優れた新しい伸縮配線を開発したことを発表した。ゴムの復元力と立体的な構造によってさまざまな配線として活用が可能で、生体センシングなどを中心に幅広い分野で需要を獲得する可能性が高く、これを材料視する形で投資資金が流入した。

■JKホールディングス <9896>  749円  +92 円 (+14.0%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

JKホールディングス<9896>が急伸し、昨年来高値を更新した。午前11時ごろ、20年3月末時点の株主から株主優待制度を変更すると発表しており、これが好感された。現行制度では、毎年3月31日時点の株主を対象に、保有株数に応じて500~2000円分のクオカードを贈呈していたが、変更後は300株以上を保有する株主に対し、保有株数に応じて特設サイトでコメやブランド牛などのこだわりグルメ、スイーツや飲料類、銘酒、家電製品、選べる体験ギフトなどと交換できる株主優待ポイントを3000~2万ポイント贈呈するとしている。

■エーアイテイー <9381>  1,083円  +120 円 (+12.5%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

エーアイテイー<9381>が後場急伸。同社はきょう正午に、20年2月期第3四半期累計(19年3~11月)の連結決算を発表。営業利益は15億2000万円(前年同期比21.1%増)となり、通期計画16億5000万円に対する進捗率は92.1%となった。営業収益は350億2800万円(同66.5%増)で着地。グループシナジー創出に向けた取り組みに注力したことや従来からの一貫輸送の提案型営業を積極的に展開したことで、主力である中国や東南アジアから日本への輸入海上輸送の取り扱いが増加したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■enish <3667>  713円  +54 円 (+8.2%)  本日終値

enish<3667>が後場一段高。同社はきょう、未来型アクションRPG「VGAME」の配信日が17日に決まったと発表。これに伴い、App Store上での予約注文、及びGoogle Playストア上での事前登録を開始しており、期待感が高まるかたちとなったようだ。

●ストップ高銘柄

光・彩 <7878>  3,085円  +502 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値

インスペック <6656>  4,375円  +700 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値

コムシード <3739>  1,006円  +150 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値

Abalance <3856>  699円  +100 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値

など、9銘柄

●ストップ安銘柄

協和コンサルタンツ <9647>  5,140円  -1,000 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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