概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日続伸、追加の景気対策検討報道を好感

市況
2020年1月14日 10時23分

【ブラジル】ボベスパ指数 117325.28 +1.58%

13日のブラジル市場は7日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1821.86ポイント高(+1.58%)の117325.28で取引を終えた。115502.5から117333.1まで上昇し

た。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米中通商協議の前進観測や、米国が中国の為替操作国の認定解除を計画しているとの報道を受け、米中関係の改善期待が高まっている。また、連日の下落で値ごろ感も強い。国内では、インフレ率の落ち着きが追加の金融緩和期待を高めた。

【ロシア】MICEX指数 3151.69 +0.90%

13日のロシア株式市場は6営業日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比28.03ポイント高(+0.90%)の3151.69で取引を終了した。3117.03から3151.69まで上昇した。

前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米中通商協議の進展期待や米国が中国の為替操作国の認定解除を計画しているとの報道などが好感され、ロシア株への買いは継続した。また、経済指標の改善も支援材料。経済協力開発機構(OECD)が発表した11月のロシアの経済活動指数は前月の99.5から99.8に上昇した。一方、原油価格の下落が資源の一角の売り材料となった。

【インド】SENSEX指数 41859.69 +0.62%

13日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比259.97ポイント高(+0.62%)の41859.69、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同72.75ポイント高(+0.59%)の12329.55で取引を終えた。

高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。経済指標の改善が支援材料。11月の鉱工業生産は前年比で1.8%上昇し、前月のマイナス4.0%と市場予想のプラス0.3%を上回り、4カ月ぶりの高水準となった。また、政府が追加の景気対策を検討しているとの報道も好感された。

【中国本土】上海総合指数 28954.94 +1.11%

週明け13日の上海総合指数は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比316.74ポイント高(+1.11%)の28954.94ポイントと3日続伸。ハンセン指数は約8カ月ぶりの高値水準を回復する。

米中通商協議の進展期待が相場を支える流れ。米国で15日、両国は「第1段階の合意」の調印式を行う予定だ。また、複数の米メディアは11日、「米国と中国が経済問題について話し合う『包括的な経済対話』を復活させるもよう」と報じた。事情に詳しい関係者によれば、対話の再開は15日の調印式にあわせて発表される。人民元高の進行もプラス。上海外国為替市場では、対米ドルの人民元相場が昨年8月1日以来となる6.89人民元台を付けた。

《FA》

提供:フィスコ

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