フェローテク Research Memo(4):半導体関連が失速し、営業減益

特集
2020年1月16日 15時24分

■業績動向

1. 2020年3月期第2四半期の業績概要

(1) 損益状況

フェローテックホールディングス<6890>の2020年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比7.5%減の41,849百万円、営業利益が同29.6%減の3,566百万円、経常利益が同49.2%減の2,472百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同45.5%減の1,539百万円となった。主力の半導体等装置関連が、業界環境の悪化により減収減益となった。旧太陽電池関連を含むその他セグメントも減収減益となったが、電子デバイスは通信機器向けサーモモジュールが好調であったことなどから増収増益となった。

全体の売上総利益率は33.2%(前年同期は30.7%)と改善し、売上総利益額は13,908百万円(前年同期比0.2%増)となった。その一方で、販管費は事業の拡大に伴い10,342百万円(同17.4%増)となったが、主に研究開発費の増加566百万円、中国子会社での貸倒引当金の計上435百万円増、前年設立の子会社の本格稼働による経費増などによる。この結果、営業利益は29.6%減となった。

設備投資額(キャッシュフローベース)は、主に中国子会社での投資を中心に19,123百万円(前年同期は12,030百万円)、減価償却費は3,435百万円(同2,652百万円)と高水準であった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《ST》

提供:フィスコ

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