象印は5日ぶり反発、国内大手証券は目標株価2000円に引き上げ
象印マホービン<7965>は5日ぶり反発。野村証券は16日、同社株の目標株価を1200円から2000円に引き上げた。昨年12月末に発表された19年11月期決算と16日に開催された決算説明会を踏まえ、業績予想と目標株価を見直した。前11月期の連結営業利益は前の期比12.9%減の54億4400万円だった。ステンレスボトルの販売の落ち込みなどが響いた。ただ、中国現地専用商品の投入やベビー用品店など新たな販路拡大といった中期的な成長戦略が加速している点を評価。中国家電大手のギャランツグループが大株主に浮上しているが、外部パートナーとの連携などを活用した成長戦略も選択肢のひとつとみている。20年11月期の連結営業利益は57億円(会社予想55億円)、21年11月期は65億円、22年11月期は73億円と予想している。