注目が高まる仮想通貨のステーキング、資産を預けてインカムゲインを得る仕組みとは?【フィスコ・仮想通貨コラム】

通貨
2020年1月20日 10時22分

投資家の間で、保有している仮想通貨をロックして報酬を得る「ステーキング」という仕組みが注目されている。不慣れなトレードによる損失を避け、低リスクで安定的にポートフォリオを成長させる手段として人気を集めているようだ。ビットコインニュースメディアNEWSBTCが報じている。

ステーキングの仕組みを採用するコインとして、テゾス(XTZ)やコスモス(ATOM)、ダッシュ(DASH)やエイダ(ADA)などが有名だ。プルーフ・オブ・ステーク(PoS)専門分析サイトStaking Rewardsによると、現在70種類以上の銘柄があり、ステーキングの平均利回りは年間11.7%とされている。保有資産から付加価値を生み出す方法として、主に長期投資家に好まれているという。

PoSを採用する仮想通貨を保有者は通常、各プロジェクトの公式フルノードウォレットを通じてステーキングプロセスに参加する。最近では、PoSノードを代替する「ステーキングサービス」も増加しており、バイナンスを含む多くの仮想通貨取引所が参入している。こうしたサービスの他にも、コインを預ける必要のないサードパーティ製のサービスも登場している。とあるノンカストディな仮想通貨取引プラットフォームは、PoSネットワークへのアクセスを可能にするステーキングAPIを外部ウォレット向けに提供している。

ステーキングは仮想通貨投資でインカムゲインを見込める一方で、資産が取引所に集まることによるデメリットとしてネットワークの寡占化やトークン保有者が一部の人間に偏る可能性、ハッキングによる盗難といったリスクを指摘する声もある。今後の発展と動向に注目したい。

(記事提供元:HEDGE GUIDE)

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《SI》

提供:フィスコ

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