トルコリラは上値の重い展開か サンワード貿易の陳氏(三井智映子)

経済
2020年1月21日 9時52分

皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。今回はトルコリラについてのレポートをご紹介します。

『先週のトルコリラ円は堅調に推移』しましたが、テクニカルマイスターではその背景について、『トルコ国会は2日、国家分裂状態のリビアのシラージュ暫定政権を支援するため軍の派遣を決めた政府提案の動議を賛成多数で承認』、『「代理戦争」が激化する恐れが高ま』り、下落したトルコリラを『複数の国営銀行がドルを売ってリラを買い支えたようだ』と考察しています。また、先週は中東情勢リスクの後退もトルコリラの下げ一服に寄与したと分析しています。

今後のトルコリラ円の材料としては、『トルコの2019年7-9月期の実質GDP成長率は前年同期比+0.9%と、4四半期ぶりにプラスへ転じた』ものの、『景気浮揚を図る政府が、中央銀行に対して利下げ要請を強め、金融政策の独立性が阻害される可能性は市場の懸念要因』であると述べています。

また、『ロシア製地対空ミサイルシステムを導入するトルコに対し、米議会が対トルコ制裁法案の成立に向けた動きを活発化するリスク』へも注意喚起しています。

トルコの金融政策については、『実質金利(名目金利-インフレ率)が大幅に低下する中、追加的な大幅利下げは困難になりそう』との見解ですが、『16日のトルコ中銀会合では、0.25%の利下げ(12.00%→11.75%)が予想されて』おり、『利下げとなればリラ売りが強まる可能性が高いが、通貨介入で果たして支え切れるのかどうか』との見解を伝えています。

参考にしてみてください。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の1月15日付「トルコリラ円、先週の動き・今週の予想」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子

《HH》

提供:フィスコ

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