話題株ピックアップ【夕刊】(1):ロゼッタ、ローツェ、ニトリHD

注目
2020年1月23日 15時12分

■メドレー <4480>  1,345円  +124 円 (+10.2%)  本日終値

メドレー<4480>が急反騰。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で投資判断「バイ」、目標株価1800円で新規にカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券では、主力である人材プラットフォーム事業の医療・介護系求人サイト「ジョブメドレー」の年平均4割超の売上高成長(18年12月期~23年12月期)を予想。「ジョブメドレー」はサイト上でのマッチングが中心の人材紹介で、コンサルタントを介する一般的な人材紹介と異なり安価であるため、人手不足感が強い低賃金職種を中心に顧客企業を増やすと見込んでいる。また、求人企業が直接求職者にアプローチするスカウト機能によってマッチング効率がアップしていることも追い風としており、19年12月期以降は人材プラットフォーム事業の黒字が新規事業の先行費用を補い、20年12月期以降は全社での黒字が急拡大すると予想している。

■ロゼッタ <6182>  4,395円  +155 円 (+3.7%)  本日終値

ロゼッタ<6182>やフュートレック<2468>、ソースネクスト<4344>など自動翻訳関連が軒並み買われた。今朝のNHKニュースで、東京都千代田区が「外国人の患者の増加が見込まれるため、多言語に対応した自動翻訳機を追加で導入する」と報じられたことを受けて、思惑買いが流入したようだ。報道によると、千代田区は必要な費用を新年度予算案に盛り込んで来月の定例区議会に提案する方針で、東京五輪で多くの来訪者が見込まれる自治体の間で、今後同様の対応が広がることも予想されるとしている。

■ローツェ <6323>  4,755円  +125 円 (+2.7%)  本日終値

ローツェ<6323>が続伸。22日の取引終了後、韓国子会社がディスプレー製造装置を受注したと発表した。1月6日に発表した受注の追加で、韓国サムスンディスプレーから約30億円でディスプレー製造装置を受注したという。なお、同件が20年2月期連結業績に与える影響はなく、21年2月期連結業績に含まれる見込みとしている。

■ベルトラ <7048>  1,132円  +22 円 (+2.0%)  本日終値

ベルトラ <7048> [東証M]が反発。22日大引け後、19年12月期の連結経常利益を従来予想の7.2億円→7.6億円に4.7%上方修正。増益率が2.3倍→2.4倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。主力の海外旅行部門の業績が堅調に推移するなか、韓国人訪日客の減少を踏まえ、韓国事業の広告宣伝費を大幅に削減したことが利益を押し上げた。

■出前館 <2484>  975円  +12 円 (+1.3%)  本日終値

出前館<2484>が3日続伸。この日午前中、短期間・短時間の仕事に特化したオンデマンドマッチングプラットフォーム「シェアフル」を提供するシェアフル(東京都港区)とサービス連携を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の連携は、仕入れ・販促・運営支援サイト「仕入館」の利用企業・店舗の採用支援を目的としたもので、「仕入館」の利用企業や店舗に対して「シェアフル」の活用を提案する販売代行の取り組みを開始する。また、この取り組みを通じて就業したスタッフに対して、「仕入館」の利用企業や店舗などの割引クーポンを付与するとしている。

■西松屋チェーン <7545>  940円  +9 円 (+1.0%)  本日終値

西松屋チェーン<7545>が続伸。22日の取引終了後に発表した1月度(19年12月21日~20年1月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比3.8%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。歳末大感謝祭や新春初売りセール期間中の客数が伸び、育児・服飾雑貨を中心に好調な売り上げとなった。なお、全店売上高は同4.2%増だった。

■ニトリホールディングス <9843>  17,315円  +85 円 (+0.5%)  本日終値

ニトリホールディングス<9843>がしっかり。22日の取引終了後に発表した1月度(19年12月21日~20年1月20日)の国内売上高で、既存店売上高は前年同月比2.9%減と3カ月連続で前年実績を下回ったものの、11月の同6.9%減、12月の同7.3%減からは減少率が縮小しており、これが好感されたようだ。ホームファッションは、キッチン用品や洗濯・清掃用品などが堅調に推移したものの、気温の影響により季節商品が伸び悩んだ。一方の家具は、消費税増税の影響が若干残ってはいるものの、ダイニング家具テレビCM放映効果などで回復傾向にあるとしている。なお、全店売上高は同0.6%減だった。

■Genky <9267>  2,093円  -137 円 (-6.1%)  本日終値  東証1部 下落率2位

22日に決算を発表。「今期経常を一転23%減益に下方修正」が嫌気された。

Genky DrugStores <9267> が1月22日大引け後(15:00)に決算を発表。20年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比41.9%減の12.4億円に落ち込み、従来予想の17.3億円を下回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の43.5億円→33億円(前期は43億円)に24.1%下方修正し、一転して23.3%減益見通しとなった。

⇒⇒Genkyの詳しい業績推移表を見る

■イオンモール <8905>  1,972円  -62 円 (-3.1%)  本日終値

イオンモール<8905>が安い。大和証券は22日、同社株のレーティングを「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に引き下げた。目標株価は2360円から2280円に見直した。同証券は20年2月期の連結営業利益を従来予想622億円から前期比16%増の617億円(会社予想620億円)に下方修正した。国内モールでは消費増税や悪天候の影響から収益が伸び悩んでおり、コスト抑制も前期ほど進んでいないとみられることから、通期利益計画の達成は容易ではないとみている。また、足もとでは株価が急伸しており、この要因にイオン<8267>との親子上場解消への期待があるとみられているが、同証券では親子上場解消に関しては慎重な見方を示している。

■日本郵船 <9101>  1,862円  -46 円 (-2.4%)  本日終値

日本郵船<9101>、商船三井<9104>などをはじめ海運株は安い。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が昨年12月以降急速に水準を切り下げており、12月4日から直近までの1カ月半で前日の終値を上回ったのはわずか2日間にとどまっている。同指数は21日時点で700を下回り、19年3月下旬以来10カ月ぶりの底値水準まで低下している。米中対立の構図はひところより緩和しているものの、中国経済減速に対する警戒感がくすぶるなか、運賃市況の下落が株価の重荷となっている。

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