テクマトリックス---3Qも2ケタ増収増益、各セグメントが引き続き好調に推移

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2020年2月3日 17時35分

テクマトリックス<3762>は1月31日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.1%増の204.90億円、営業利益が同35.7%増の21.01億円、経常利益が同40.3%増の20.94億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同42.1%増の13.58億円となった。

情報基盤事業の売上高は前年同期比7.2%増の136.72億円、営業利益は同17.4%増の14.85億円となった。負荷分散装置はセキュリティ関連機能による差別化が奏功し、受注は堅調。また、主力の次世代ファイアウォールや、フォレンジック製品、Webサイト脆弱性監査ツール、不正侵入防御アプライアンス、Webセキュリティ製品等の販売は官需・民需を含め好調で、受注が増加している。加えて、新しい分野のセキュリティ対策製品等も順調に受注実績を積み上げている。また、セキュリティに関連する運用・監視サービスの売上も順調に推移した。西日本地域や中部地域での地域戦略も奏功し、地方拠点においても官需・民需共に順調に受注を伸ばしている。クロス・ヘッドでは、クラウドへの移行サービスの受注規模が拡大し、SES事業も好採算案件へのシフトが進んだ。沖縄クロス・ヘッドでは、セキュリティ関連製品や独自の付加価値サービスの販売が堅調に推移した。

アプリケーション・サービス事業の売上高は前年同期比19.9%増の68.17億円、営業利益は同116.9%増の6.16億円となった。医療分野では、医療情報クラウドサービス「NOBORI」の順調な受注が継続し、累積契約施設数の増加に加え、既存ユーザのサービス契約更新も受注している。医知悟は、放射線分野での病院向け読影サービス提供が順調に増加し、契約施設数、読影依頼件数、従量課金金額は堅調に推移した。CRM分野では、次世代製品及び機能強化したFAQシステムの市場への投入、大手システム・インテグレーターやテレマーケティング・ベンダーとの業務提携、クラウド需要の拡大、知名度の向上と実績の拡大に伴い受注が好調。大型案件の受注実績も増加し、ASEANでの受注実績も増加している。ソフトウェア品質保証分野では、ソフトウェアテストツールの受注は堅調だった。ビジネスソリューション分野では、既存顧客である学術系公共機関向けのシステム開発案件が堅調だった。また、事業構造転換が進捗し、損益面は改善した。カサレアルでは、教育事業において、企業向けの新入社員研修や定期開催の技術研修等の受注が好調。受託開発事業の採算性も改善し、売上高と損益面で計画値を上回っている。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.4%増の268.00億円、営業利益が同1.7%増の24.60億円、経常利益が同4.6%増の24.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.8%増の16.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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