話題株ピックアップ【昼刊】:パナソニック、山一電機、レンゴー
■山一電機 <6941> 1,894円 +268 円 (+16.5%) 11:30現在 東証1部 上昇率3位
山一電機 <6941> が急騰。3日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→32.5億円に20.4%上方修正。従来の4.6%減益予想から一転して14.8%増益見通しとなったことが買い材料視された。メモリー半導体用ソケットの需要が回復するほか、生産性向上をはじめとする原価低減や固定費削減の進展でコネクタソリューション事業の採算が上向く。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の29円→38円(前期は32円)に大幅増額修正したことも評価材料となった。
■手間いらず <2477> 6,660円 +800 円 (+13.7%) 11:30現在
3日に決算を発表。「上期経常が50%増益で着地・10-12月期も50%増益」が好感された。
手間いらず <2477> [東証M] が2月3日大引け後(15:00)に決算を発表。20年6月期第2四半期累計(7-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比50.1%増の6億円に拡大し、通期計画の11.6億円に対する進捗率は51.7%に達し、5年平均の47.0%も上回った。
■東計電算 <4746> 3,925円 +395 円 (+11.2%) 11:30現在 東証1部 上昇率6位
3日に決算を発表。「今期経常は12%増で9期連続最高益、前期配当を10円増額・今期も110円継続へ」が好感された。
東計電算 <4746> が2月3日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期の連結経常利益は前の期比12.7%増の36.6億円になり、20年12月期も前期比11.9%増の40.9億円に伸びを見込み、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、9期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を100円→110円(前の期は90円)に増額し、今期も110円を継続する方針とした。
■ワールド <3612> 2,583円 +259 円 (+11.1%) 11:30現在 東証1部 上昇率7位
ワールド<3612>は急反発。3日の取引終了後、20年3月期第3四半期累計(19年4~12月)の連結業績を発表。売上高は1825億200万円(前年同期比2.0%減)だったものの、営業利益が169億7500万円(同10.9%増)、純利益が118億6200万円(同30.0%増)と大幅な増益を確保し、かつ営業利益の通期に対する進捗率が93%になったことが好感されている。10月の消費税増税や自然災害、暖冬などの影響でブランド事業が苦戦し減収となった。一方で、徹底した生産販売コントロールや経費の削減などに加えて、19年6月に神戸レザークロスを連結化したことによる負ののれん益を計上し増益に寄与した。なお、通期業績見通しは、売上高2509億4200万円(前期比0.4%増)、営業利益182億5000万円(同23.1%増)、純利益122億4800万円(同33.1%増)と従来予想を据え置いている。
■レンゴー <3941> 849円 +82 円 (+10.7%) 11:30現在 東証1部 上昇率8位
レンゴー <3941> が急伸。3日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の370億円→430億円に16.2%上方修正。増益率が34.8%増→56.6%増に拡大し、従来の10期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。開発製品を中心とする積極的な提案型営業の推進が奏功し、採算が改善する。連結子会社の増加に加え、古紙価格が想定を下回ることも利益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の16円→20円(前期は14円)に増額修正したことも評価材料となった。
■パナソニック <6752> 1,176円 +100.5 円 (+9.3%) 11:30現在 東証1部 上昇率9位
パナソニック<6752>が大幅反発し昨年来高値を更新している。3日の取引終了後に発表した第3四半期(19年4~12月)連結決算は、売上高5兆7556億円(前年同期比5.4%減)、営業利益2406億7300万円(同17.8%減)と減収減益となったものの、10~12月期では2.9%営業増益となっており、これを好材料視した買いが入っている。中国などの投資需要の低迷や自動車市況の減速などを受けて実装機が苦戦したほか、車載機器における欧州の受注済み充電器の開発費増などが響いた。また、構造改革費用の計上などもあったが、テレビのコスト削減や事業売却益の計上などが寄与し、四半期営業利益は増益を確保した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高7兆7000億円(前期比3.8%減)、営業利益3000億円(同27.1%減)の従来見通しを据え置いている。
■荏原 <6361> 3,280円 +250 円 (+8.3%) 11:30現在
荏原<6361>が急反発している。同社は3日取引終了後に、19年12月期通期の連結業績予想を修正。営業利益は前の期比7.8%増の350億円(従来予想は295億円)になったようだと発表した。売上高は同2.5%増の5220億円(従来予想は5100億円)となったもよう。風水力事業でコンプレッサ・タービンのサービス&サポートが伸長したほか、環境プラント事業では運転管理やメンテナンスの売り上げが拡大。また、精密・電子事業が堅調に推移したことも寄与したとしている。
■ジョイフル本田 <3191> 1,358円 +98 円 (+7.8%) 11:30現在
ジョイフル本田<3191>が続急伸している。3日の取引終了後、20年6月期の連結業績予想について、営業利益を91億2500万円から95億2000万円(前期比13.3%増)へ、純利益を63億7500万円から73億円(同66.5%増)へ上方修正したことが好感されている。売上高は1487億4000万円から1476億円(同0.4%減)へ下方修正したものの、消費税増税前の駆け込み需要などでリフォーム部門が伸長したほか、販管費の削減などの効果で上期業績が大幅増益となったことが要因。また、出光興産<5019>とガソリンスタンド事業及び灯油スタンド事業を譲渡する契約を結んだと発表しており、これに伴う特別利益15億円を計上することも最終利益を押し上げる。なお、同時に発表した第2四半期累計(19年6月21日~12月20日)決算は、売上高760億8700万円(前年同期比1.6%増)、営業利益56億1700万円(同34.1%増)、純利益38億5200万円(同2.6倍)だった。
■大塚商会 <4768> 4,650円 +300 円 (+6.9%) 11:30現在
3日に決算を発表。「今期経常は1%増で8期連続最高益、前期配当を15円増額・今期は5円増配へ」が好感された。
大塚商会 <4768> が2月3日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期の連結経常利益は前の期比29.3%増の637億円になり、20年12月期も前期比1.4%増の646億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。11期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を95円→110円(前の期は85円)に増額し、今期も前期比5円増の115円に増配する方針とした。
■三浦工業 <6005> 4,065円 +250 円 (+6.6%) 11:30現在
3日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)税引き前が8%増益で着地・10-12月期も11%増益」が好感された。
三浦工業 <6005> が2月3日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比8.0%増の136億円に伸び、通期計画の178億円に対する進捗率は76.6%となり、3年平均の75.4%とほぼ同水準だった。
■弁護士ドットコム <6027> 4,700円 +210 円 (+4.7%) 11:30現在
弁護士ドットコム<6027>が大幅高で3日ぶりに反発している。3日の取引終了後、契約マネジメントシステム「ホームズクラウド」を提供するHolmes(東京都千代田区)と業務提携したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の提携は、弁護士COMの提供する電子契約システム「クラウドサイン」とHolmesの「ホームズクラウド」の両サービスの強みを生かした契約業務の環境を構築することで、日本の契約業務における電子活用の普及を図るのが狙い。提携により、クラウドサインの電子契約機能を、ホームズクラウドの電子契約標準機能として、20年秋ごろから提供を開始するという。なお、同提携が業績に与える影響は軽微としている。
■村田製作所 <6981> 6,523円 +274 円 (+4.4%) 11:30現在
村田製作所<6981>が全般軟調地合いのなか商いを伴い反発に転じている。同社が3日取引終了後に発表した19年4~12月期決算は営業利益が前年同期比11%減の2008億9600万円と2ケタ減益となった。スマートフォン向けコンデンサーなど電子部品の売り上げが低調だった。カーエレクトロニクスや基地局向けでは需要を捉えたが、全体を補いきれなかった。ただ、第3四半期の業績が苦戦することは事前に織り込みが進んでいたことで、きょうは空売り筋の買い戻しなどによりカイ気配でスタートする強さをみせた。なお、20年3月期配当は従来予想比3円増額して97円とすることを発表している。
■スターゼン <8043> 4,450円 +165 円 (+3.9%) 11:30現在
スターゼン<8043>が反発している。3日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を3480億円から3460億円(前期比1.5%減)へ下方修正した一方、営業利益を26億円から41億円(同14.4%減)へ上方修正したことが好感されている。上期の販売苦戦で取扱数量が伸び悩んだことにより減益を見込んでいたが、食肉関連事業における年末の販売が堅調に推移し、利益率の改善が進んだことが営業利益を押し上げるという。なお最終利益は、松尾工場で収益性の低下がみられた固定資産について減損損失を計上することなどから、28億円(同38.7%減)の従来見通しを据え置いた。
■富士通 <6702> 12,395円 +445 円 (+3.7%) 11:30現在
富士通<6702>が異彩の強調展開で注目が集まっている。前週末に業績予想の上方修正を背景に1200円高超に買われる人気となったが、週明けも全体地合い悪のなか続伸、きょうも目先筋の売り物をこなし3連騰で連日の新高値と上値指向を強めている。20年3月期は企業の旺盛なIT投資需要を取り込み、営業利益段階で従来予想の1600億円から2000億円(前期比54%増)と大幅な伸びを見込む。今月3日には、名古屋大の情報基盤センターから次期スーパーコンピューターシステムを受注したことを発表、次世代コンピューティング分野でも存在感を示している。
●ストップ高銘柄
ダイトウボウ <3202> 301円 +80 円 (+36.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
AmidAH <7671> 1,399円 +300 円 (+27.3%) ストップ高 11:30現在
アマガサ <3070> 456円 +80 円 (+21.3%) ストップ高 11:30現在
ケアサービス <2425> 895円 +150 円 (+20.1%) ストップ高 11:30現在
マルサンアイ <2551> 4,385円 +700 円 (+19.0%) ストップ高買い気配 11:30現在
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
中京医薬品 <4558> 742円 -300 円 (-28.8%) ストップ安売り気配 11:30現在
新内外綿 <3125> 1,109円 -400 円 (-26.5%) ストップ安売り気配 11:30現在
マナック <4364> 1,114円 -400 円 (-26.4%) ストップ安 11:30現在
昭和化学工業 <4990> 943円 -300 円 (-24.1%) ストップ安売り気配 11:30現在
重松製作所 <7980> 1,630円 -500 円 (-23.5%) ストップ安売り気配 11:30現在
など、10銘柄
株探ニュース