話題株ピックアップ【夕刊】(3):信越化、アンジェス、ファーマF

注目
2020年2月4日 15時23分

■信越化学工業 <4063>  12,850円  +105 円 (+0.8%)  本日終値

信越化学工業<4063>が3日続伸、1月24日につけた昨年来高値1万2805円を上回り新高値圏に突入した。塩ビ樹脂と半導体ウエハーを2本柱とするが、世界的な半導体市況の回復期待から追い風が意識される局面にある。最先端半導体に使われるエピタキシャルウェハーで需要を捉え、来期業績は成長トレンド復帰が見込まれる。株価は18年1月に1万3175円の上場来高値をつけているが、ここ継続的な資金流入が観測されるなか、最高値更新に向けた思惑も高まりつつある。

■TOA <6809>  1,053円  -59 円 (-5.3%)  本日終値

3日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が25%減益で着地・10-12月期も46%減益」が嫌気された。

TOA <6809> が2月3日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.4%減の19.6億円に減り、通期計画の41億円に対する進捗率は48.0%にとどまり、5年平均の56.3%も下回った。

⇒⇒TOAの詳しい業績推移表を見る

■あすか製薬 <4514>  1,152円  -64 円 (-5.3%)  本日終値

3日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が38%減益で着地・10-12月期も50%減益」が嫌気された。

あすか製薬 <4514> が2月3日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比38.2%減の17.3億円に落ち込み、通期計画の21億円に対する進捗率は5年平均の122.8%を下回る82.4%にとどまった。

⇒⇒あすか製薬の詳しい業績推移表を見る

■フィックスターズ <3687>  1,423円  -79 円 (-5.3%)  本日終値

3日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は37%減益で着地」が嫌気された。

フィックスターズ <3687> が2月3日大引け後(16:00)に決算を発表。20年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比37.0%減の1.7億円に落ち込み、10-3月期(上期)計画の4億円に対する進捗率は42.6%となり、5年平均の44.4%とほぼ同水準だった。

⇒⇒フィックスターズの詳しい業績推移表を見る

■マルハニチロ <1333>  2,532円  -116 円 (-4.4%)  本日終値

マルハニチロ<1333>が3日ぶりに急反落。株価は一時、前日に比べ7.3%安に売られた。3日取引終了後に20年3月期業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。売上高は9400億円から9100億円(前期比1.4%減)に見直したほか、営業利益は255億円から175億円(同19.6%減)、純利益は170億円から130億円(同22.1%減)に減額した。漁業・養殖事業の漁価・原料相場の動向や荷受ユニット、北米ユニットでの販売動向などを踏まえ業績を見直している。

■アンジェス <4563>  595円  -14 円 (-2.3%)  本日終値

アンジェス<4563>は、3日の取引終了後に発表した19年12月期連結決算が、売上高3億2600万円(前の期比46.4%減)、営業損失32億7000万円(前の期30億6500万円)となり、損失幅が拡大したことを嫌気した売りが出た。前引け後にHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」について、米国での下肢潰瘍を有する閉塞性動脈硬化症を対象とした後期第2相臨床試験を開始したと発表した。なお、同件による20年12月期業績への影響は現在精査中としている。

■イー・ガーディアン <6050>  2,202円  +400 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

イー・ガーディアン<6050>がストップ高に買われた。3日の取引終了後、20年9月期第1四半期連結業績を発表。売上高が18億5400万円(前年同期比15.1%増)、営業利益が3億5900万円(同20.6%増)、純利益が2億3300万円(同12.9%増)と2ケタの増収増益となったことが好感された。監視だけではなく、運用、分析といった新サービスの展開や、SNS上のキーワード調査を行うことにより不正取引を検知するCtoCパトロールサービスを開始したソーシャルサポート部門が業績を牽引した。また、19年8月に子会社化したサイバーセキュリティー会社のグレスアベイル(東京都港区)も寄与した。なお、通期業績見通しについて、売上高74億円(前期比13.2%増)、営業利益12億100万円(同2.9%増)、純利益8億5000万円(同1.2%増)と従来予想を据え置いている。

■ファーマフーズ <2929>  989円  +150 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値

ファーマフーズ<2929>が大幅に3日続伸。同社はきょう、グループの通信販売事業で薬用育毛剤「ニューモ」の定期顧客件数が7万5000件を突破したと発表。3カ月前と比べて2.5倍に急増しており、これが材料視されたようだ。「ニューモ」は、日米で特許を取得したタマゴ由来の成分「HGP」を配合した薬用育毛剤。現在の購入者は男性が9割を占めているが、同社は今月にも女性向けを市場投入するとしている。

■マルサンアイ <2551>  4,320円  +635 円 (+17.2%) 一時ストップ高   本日終値

3日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は2.4倍増益・上期計画を超過」が好感された。

マルサンアイ <2551> [名証2] が2月3日大引け後(16:00)に決算を発表。20年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の4.5億円に急拡大し、10-3月期(上期)計画の1.7億円に対する進捗率が259.2%とすでに上回り、さらに5年平均の139.6%も超えた。

⇒⇒マルサンアイの詳しい業績推移表を見る

■NCS&A <9709>  760円  +100 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値

NCS&A <9709> [東証2]がストップ高。3日大引け後、20年3月期の連結最終利益を従来予想の6.8億円→12.8億円に88.2%上方修正。増益率が18.7%増→2.2倍に拡大し、29期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。ホテル開業ラッシュでホテル予約システムの受注が旺盛なうえ、Windows7のサポート終了に伴うパソコン・サーバー機器の更新需要を追い風にシステム機器販売も伸びる。開発プロジェクトの採算改善に加え、顧客都合による解約違約金の発生、繰延税金資産の計上に伴う税金負担の減少も最終利益を大きく押し上げる。併せて、期末一括配当を従来計画の12円→24円(前期は12円)に大幅増額修正したことも買いに拍車をかけた。業績好調による普通配当6円と上場30周年記念配当6円を実施する。

●ストップ高銘柄

ダイトウボウ <3202>  301円  +80 円 (+36.2%) ストップ高   本日終値

AmidAH <7671>  1,399円  +300 円 (+27.3%) ストップ高   本日終値

大日光 <6635>  1,479円  +300 円 (+25.5%) ストップ高   本日終値

アマガサ <3070>  456円  +80 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値

イナリサーチ <2176>  1,007円  +150 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

中京医薬品 <4558>  742円  -300 円 (-28.8%) ストップ安   本日終値

新内外綿 <3125>  1,109円  -400 円 (-26.5%) ストップ安   本日終値

マナック <4364>  1,114円  -400 円 (-26.4%) ストップ安   本日終値

昭和化学工業 <4990>  943円  -300 円 (-24.1%) ストップ安   本日終値

重松製作所 <7980>  1,630円  -500 円 (-23.5%) ストップ安   本日終値

など、11銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.