話題株ピックアップ【夕刊】(1):総合メデHD、パンパシHD、イビデン

注目
2020年2月6日 15時15分

■総合メデHD <9277>  2,546円  +466 円 (+22.4%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

総合メディカルホールディングス <9277> が続急騰。5日大引け後、MBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表したことが買い材料視された。投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ傘下のPSMホールディングスが1株2550円でTOB(株式公開買い付け)を行う。買い付け価格は5日終値を22.6%上回る水準で本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買い付け期間は2月6日から3月23日まで。TOBが成立した場合、同社株は上場廃止となる見通し。

■パンパシHD <7532>  2,084円  +314 円 (+17.7%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が急騰。17%を超える上昇で2000円大台を回復、18年11月につけた1950円(分割後修正値)を上回り一気に上場来高値更新となった。同社は「ドン・キホーテ」などを展開し足もとの業績は会社側想定を上回る好調に推移している。5日取引終了後に20年6月期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の680億円から720億円(前期比14%増)に増額しており、これがサプライズを呼ぶ形となった。

■JAM <8922>  122円  +17 円 (+16.2%)  本日終値

日本アセットマーケティング <8922> [東証M]が続急騰。5日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の8.00%にあたる6197万1700株(金額で82億6882万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。公開買い付け期間は2月6日から3月6日まで。買い付け価格は5日終値を23.8%上回る1株130円で本日の株価はこれにサヤ寄せする形となった。

■ミツバ <7280>  741円  +100 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位

5日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は84%増益」が好感された。

ミツバ <7280> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比28.9%減の57.4億円に減り、通期計画の90億円に対する進捗率は63.8%にとどまり、5年平均の73.7%も下回った。

⇒⇒ミツバの詳しい業績推移表を見る

■パスコ <9232>  2,161円  +254 円 (+13.3%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

パスコ<9232>が大幅高となっている。同社は5日取引終了後に、20年3月期第3四半期累計(19年4~12月)の連結決算を発表。営業損益が15億1700万円の黒字(前年同期は1億円の赤字)に浮上したことが好感されているようだ。売上高は371億1200万円(前年同期比9.4%増)で着地。都市や森林を含む国土の現状を細密に把握するための航空レーザー計測や車両搭載型レーザー計測による3次元計測事業のほか、航空写真撮影事業、ICTを活用した行政業務支援サービスなどが好調に推移した。なお、通期業績予想は売上高530億円(前期比2.1%増)、営業利益27億円(同1.0%増)とする従来計画を据え置いている。

■船井総研HD <9757>  3,145円  +221 円 (+7.6%)  本日終値

5日に決算を発表。「今期経常は9%増で8期連続最高益、5円増配へ」が好感された。

船井総研ホールディングス <9757> が2月5日大引け後(15:30)に決算を発表。19年12月期の連結経常利益は前の期比14.9%増の57.5億円になり、20年12月期も前期比9.5%増の63億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、11期連続増益になる。

⇒⇒船井総研HDの詳しい業績推移表を見る

■クオールHD <3034>  1,519円  +104 円 (+7.4%)  本日終値

5日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は10%増益で着地」が好感された。

クオールホールディングス <3034> が2月5日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比9.5%増の56.2億円に伸び、通期計画の76億円に対する進捗率は5年平均の71.6%を上回る74.0%に達した。

⇒⇒クオールHDの詳しい業績推移表を見る

■イビデン <4062>  2,761円  +181 円 (+7.0%)  本日終値

イビデン<4062>は大きく買い先行、カイ気配スタートで3連騰。25日移動平均線とのマイナスカイ離を一気に上回る動きをみせた。同社は5日取引終了後に、20年3月期の業績予想の修正を発表、最終利益を従来予想の70億円から90億円に20億円増額、これを手掛かり材料に物色人気化した。工場の大規模な設備投資に伴い、旧設備を処分するための固定資産除却損が想定を下回る。なお、営業利益予想は据え置いているが170億円(前期比68%増)見通しと高変化をみこむ。ICパッケージなどの電子部品が5G向けなどで高水準の需要を捉え、利益を押し上げている。

■レーザーテック <6920>  5,520円  +340 円 (+6.6%)  本日終値

レーザーテック<6920>は4日ぶりに大きく切り返し、340円高に買われた。時価は13週移動平均線近辺で強弱観を対立させており、テクニカル的にも注目場面となっている。世界的な半導体市況の改善期待を背景に米国株市場ではここ半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)がマドを開けて戻り足をみせている。東京市場でも一時調整色を余儀なくされた半導体製造装置関連株がリバウンドに転じる動きをみせている。そのなか、EUV露光装置に対応したマスクブランクス検査装置を世界で唯一供給できるオンリーワン企業として、同社株に対するマーケットの関心は高い。実際、EUV関連の受注は急増傾向にあることで、同社は20年6月期営業利益を従来予想の130億円から140億円(前期比76%増)に上方修正している。また、市場で意識されているのは、来21年6月期の業績動向で、国内中堅証券では営業利益について今期予想比36%増の190億円を試算している。

■ニッパツ <5991>  943円  +53 円 (+6.0%)  本日終値

5日に発表した「1.56%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の1.56%にあたる370万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月6日から6月23日まで。

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