6日の米国市場ダイジェスト:NYダウ88ドル高、コロナウイルスを巡る懸念が一服

市況
2020年2月7日 7時48分

■NY株式:NYダウ88ドル高、コロナウイルスを巡る懸念が一服

米国株式相場は上昇。ダウ平均は88.92ドル高の29379.77、ナスダックは63.47ポイント高の9572.16で取引を終了した。中国政府が14日より米国からの輸入品750億ドル相当に対する関税を半減させることを発表したものの、利益確定の動きから、寄り付き後はもみ合う展開となった。その後は、コロナウイルスを巡る懸念が一服したこともあり、堅調推移となった。セクター別では、メディアやソフトウェア・サービスが上昇する一方で自動車・自動車部品やエネルギーが下落した。

短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、決算で売上高及びユーザー数の伸びが予想を上振れ大幅上昇。新聞のニューヨークタイムズ(NYT)は、決算内容が予想を上振れたほか、増配を発表し、15年ぶりの最高値更新となった。バイオ医薬品のブリストル・マイヤーズ(BMY)は、決算内容が好感され堅調推移。一方で、ファストフードのヤムブランズ(YUM)と食肉メーカーのタイソンフーズ(TSN)は、決算内容が予想を下振れ下落した。

通信大手のTモバイルUS(TMUS)はマーケット終了後に10-12月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。

Horiko Capital Management LLC

■NY為替:

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円82銭から110円00銭まで上昇して引けた。中国財政部が6日、750億ドル相当の米国産品に対する報復関税の税率を半分にすると発表したほか、米国新規失業保険申請件数が過去最低付近まで減少したため、米国経済の成長見通しが強まりドル買いに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1004ドルから1.0965ドルまで下落して引けた。ユーロ・円は、120円95銭から120円57銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2979ドルから1.2923ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9736フランから0.9757フランまで上昇した。

■NY原油:小幅高で50.95ドル、米国株高を意識して下げ渋る

NY原油先物3月限は小幅高(NYMEX原油3月限終値:50.95 ↑0.20)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+0.20ドルの1バレル=50.95ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは、50.24ドル-52.20ドル。時間外取引のアジア市場で52.20ドルまで買われたが、原油需要の大幅な増加への期待は広がっていないことから、戻り売りの興味が強まり、通常取引開始後に原油先物は一時50.24ドルまで反落。その後、米国株高を意識して51.28ドルまで戻す場面があった。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 34.67ドル -0.04ドル(-0.12%)

モルガン・スタンレー(MS) 55.01ドル +0.02ドル(+0.04%)

ゴールドマン・サックス(GS)241.82ドル -2.48ドル(-1.02%)

インテル(INTC) 67.09ドル +0.08ドル(+0.12%)

アップル(AAPL) 325.21ドル +3.76ドル(+1.17%)

アルファベット(GOOG) 1476.23ドル +28.00ドル(+1.93%)

フェイスブック(FB) 210.85ドル +0.74ドル(+0.35%)

キャタピラー(CAT) 137.25ドル -0.19ドル(-0.14%)

アルコア(AA) 15.92ドル +0.11ドル(+0.70%)

ウォルマート(WMT) 116.31ドル -0.50ドル(-0.43%)

スプリント(S) 4.71ドル +0.09ドル(+1.95%)

《SF》

提供:フィスコ

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