話題株ピックアップ【夕刊】(1):レオパレス、タムロン、ゴルドウイン
■レオパレス21 <8848> 379円 +50 円 (+15.2%) 本日終値 東証1部 上昇率5位
レオパレス21<8848>は急伸。7日に発表した1月度の月次データで、入居率が80.19%と4カ月ぶりに80%を上回り11カ月ぶりに前月比でプラスに転じたことが好感された。入居率は、施工不備問題などに伴う優先調査対象物件の新規募集停止を要因として18年4月以降下落基調にあったが、改修及び募集再開を進めたことが下落基調の歯止めに寄与したという。また同時に、今年4月をメドに事業戦略再構築をまとめると発表しており、これも好材料視されたようだ。
■タムロン <7740> 2,650円 +284 円 (+12.0%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
タムロン<7740>が急騰、全般軟調地合いのなか一時13%を超える上昇で2677円まで駆け上がる場面があった。同社は大手レンズメーカーで注力中の監視カメラ向けが好調で業績を牽引している。前週末7日取引終了後に発表した19年12月期決算は営業利益が前の期比29%増の69億8200万円と大幅な伸びを確保、今期予想は前期比強含み横ばいを予想しているが、売上高は増収基調を維持する見通し。決算発表を受け、野村証券が同社株の投資判断を「バイ」継続とし、目標株価を3200円から3850円に大幅に引き上げており、これが株価を強く刺激する格好となった。
■太平電業 <1968> 2,666円 +245 円 (+10.1%) 本日終値
太平電業 <1968> が急騰。7日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の52億円→62億円に19.2%上方修正。増益率が29.6%増→54.5%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。火力発電設備などの補修工事や原子力工事が増加し、売上高が計画を14.0%も上回ることが利益を押し上げる。併せて、業績好調による普通配当10円と西風新都バイオマス発電所竣工の記念配当20円を実施する形で、期末一括配当を従来計画の60円→90円(前期は80円)に大幅増額修正したことも評価材料となった。
■アリアケジャパン <2815> 7,830円 +570 円 (+7.9%) 本日終値
7日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は4%増益」が好感された。
アリアケジャパン <2815> が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.5%減の90.8億円となり、通期計画の112億円に対する進捗率は81.1%に達し、5年平均の75.8%も上回った。
■C&Fロジ <9099> 1,396円 +100 円 (+7.7%) 本日終値
7日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が6%増益で着地・10-12月期も19%増益」が好感された。
C&Fロジホールディングス <9099> が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.4%増の43.2億円に伸び、通期計画の45億円に対する進捗率は96.1%となり、4年平均の94.3%とほぼ同水準だった。
■帝国電機製作所 <6333> 1,504円 +98 円 (+7.0%) 本日終値
帝国電機製作所 <6333> が急伸。7日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の27.1億円→35.1億円に29.5%上方修正。増益率が21.8%増→57.8%増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。ポンプ事業の中国子会社で人件費など経費の見直しを実施し、採算が大きく改善する。
■ナブテスコ <6268> 3,405円 +210 円 (+6.6%) 本日終値
7日に決算を発表。「今期税引き前は22%増益、9円増配へ」が好感された。
ナブテスコ <6268> が2月7日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年12月期の連結税引き前利益は前の期比6.6%減の279億円になったが、20年12月期は前期比21.5%増の340億円に拡大する見通しとなった。
■ゴールドウイン <8111> 7,080円 +430 円 (+6.5%) 本日終値
ゴールドウイン <8111> が高い。7日大引け後に発表した20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比42.6%増の164億円に拡大して着地したことが買い材料視された。「ザ・ノース・フェイス」を中心にアウトドアブランドの好調が継続したほか、ラグビーワールドカップ閉幕後も「カンタベリー」ブランドの売れ行きが増勢だった。また、直営店や自社ネット通販の売上拡大に加え、販売ロス削減なども大幅増益につながった。直近3ヵ月の10-12月期は消費税増税や暖冬といったマイナス影響があったにもかかわらず、売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を達成した。通期計画の160億円をすでに3.1%上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。併せて、今期の年間配当を従来計画の65円→75円(前期は1→2の株式分割前で85円)に増額修正したことも評価材料となった。
■大建工業 <7905> 2,017円 +114 円 (+6.0%) 本日終値
7日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が25%増益で着地・10-12月期も43%増益」が好感された。
大建工業 <7905> が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比24.8%増の70.5億円に伸び、通期計画の94億円に対する進捗率は75.1%に達したものの、5年平均の81.3%を下回った。
■チャームケア <6062> 959円 +54 円 (+6.0%) 本日終値
7日に決算を発表。「上期経常は35%増益で上振れ着地」が好感された。
チャーム・ケア・コーポレーション <6062> が2月7日大引け後(15:10)に決算を発表。20年6月期第2四半期累計(7-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比34.6%増の8.8億円に拡大し、従来予想の7.5億円を上回って着地。
株探ニュース