タマホーム Research Memo(6):手持棟数の増加によりたな卸資産が増加

特集
2020年2月14日 15時36分

■タマホーム<1419>の業績動向

3. 財務状況と経営指標

2020年5月期第2四半期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比8,893百万円増加の98,391百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は現金及び預金が1,081百万円増加したほか、手持棟数の増加によりたな卸資産(未成工事支出金等)が同5,647百万円、つなぎ融資残高の増加により営業貸付金が同3,119百万円それぞれ増加した。固定資産では不動産の売却等により有形固定資産が同652百万円減少した。

負債合計は前期末比8,582百万円増加の79,890百万円となった。手持棟数の増加により未成工事受入金(着手金・中間金)が同4,917百万円増加したほか、つなぎ融資残高の増加に対応する格好で有利子負債が同3,653百万円増加した。また、純資産は前期末比311百万円増加の18,501百万円となった。配当金の支払いで1,142百万円、自己株式の取得及び消却で893百万円の支出となったが、親会社株主に帰属する四半期純利益2,509百万円の計上が増加要因となった。

経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の20.3%から18.7%に低下し、有利子負債比率は同109.4%から127.4%に上昇した。また、ネット・キャッシュ(現金及び預金-有利子負債)も前期末比で2,572百万円減少している。ただ、いずれも住宅事業における手持棟数の増加によるもので、趨勢的に見れば収益拡大に伴って財務基盤の強化が継続しているものと考えられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《ST》

提供:フィスコ

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