新型肺炎拡大でG20財務相・中央銀行総裁会議への関心高まる

経済
2020年2月14日 20時24分

新型コロナウイルス(COVID-19)流行の早期終息への思惑はやや後退しており、13日のニューヨーク市場ではリスク回避に絡んだ取引がやや活発となった。メキシコ中央銀行は政策金利を0.25ポイント引き下げて7.00%とすることを全会一致で決定した。新型コロナウイルスの感染拡大については特に言及しなかったが、2020年の経済成長率は従来予想を下回る可能性があると指摘しており、さらなる金利引き下げもあり得るとみられている。

米国経済が改善すればメキシコ経済にも好ましい影響を与えるとの見方が多いようだが、メキシコ中銀は「リスクは下向きに傾いている」と指摘していることから、米国経済の回復に期待を寄せているわけではないとみられる。市場関係者の間からは「新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済を圧迫することは避けられない」との声が聞かれており、今月22、23日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議での議論の行方を見極める必要がありそうだ。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.