フェローテックHD---3Qは売上高が607.84億円、電子デバイス事業が増収増益

材料
2020年2月17日 11時38分

フェローテックホールディングス<6890>は14日、2020年3月期第3四半期(19年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.0%減の607.84億円、営業利益が同37.5%減の49.00億円、経常利益が同53.8%減の34.93億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同44.1%減の19.79億円となった。

半導体等装置関連事業の売上高は前年同期比6.3%減の395.42億円、営業利益は同54.8%減の33.85億円となった。半導体や有機ELパネルの設備投資の調整局面が続いた結果、同製品の販売は減収となった。また、半導体のウエーハプロセスに使用されるマテリアル製品は、各種メモリの価格が下落し、デバイスメーカー各社が生産調整を継続したため、石英製品は一定水準を確保したものの、セラミックス製品などの需要は弱いものとなった。シリコンウエーハ加工は、概ね一定の水準で推移した。半導体製造装置、有機ELパネル製造装置などの部品洗浄は、5拠点目となる新工場の稼働により売上が伸長した。

電子デバイス事業の売上高は前年同期比4.6%増の100.34億円、営業利益は同13.4%増の20.55億円となった。主力の自動車温調シート向けサーモモジュールは、北米市場及び中国市場での自動車販売台数の前年割れが続き弱含みの展開となった。その他の産業用途では、移動通信システム機器、医療検査装置、民生家電など、概ね計画のとおりに推移。温調ウエラブル用途が新たに浸透してきたほか、パワー半導体用基板が米中貿易問題で顧客の在庫調整が一時的に発生したものの、売上は伸長した。磁性流体は、スマートフォンのバイブレーション用途が回復に転じた。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.0%減の850.00億円、営業利益が同26.0%減の65.00億円、経常利益が同44.2%減の45.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.1%減の25.00億円とする従来の業績予想を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.