伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (2月25日記)

市況
2020年2月25日 7時51分

日経平均株価は、大幅安となった昨晩のNYダウの動きを映して、寄り付き値で大きく下放れる公算です。

本日の下放れで、1月17日の高値を中心とした天井型を完成することから、現在の下げは、昨年8月からの上げ幅全体を修正する動きだと考えられます。そのため、短期的な下値余地は、上昇の始点となる昨年8月の安値2万0110円まで考えらえる状態となっています。

目先は、現在の勢いの強い下げの流れを継続する格好で一気に下げ幅を拡大して、押し目をつける場所まで下げるか、本日が寄り付きでの大幅安の反動高となって、明日以降に再度下値を試す動きになるかのどちらかが考えられます。

前者なら、本日は、引けまで戻せば売られる展開を継続する公算です。

後者なら、10時頃までには押し目を確認して、反発を開始する公算です。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

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【伊藤智洋 プロフィール】

1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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