マザーズ指数は4%超の大幅安、センチメントの悪化止まらず、値上がり率トップはアルー/マザーズ市況

市況
2020年2月27日 17時31分

本日のマザーズ指数は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対する警戒感に歯止めがかからない中、4%を超す大幅な下落となった。前日の米国市場では、連日の株価下落を受けて自律反発狙いの買いが先行したが、次第に世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気した売りに押され、結局、主要3指数は高安まちまち。ナスダック総合指数やSOX指数が小幅高であったにも関わらず、本日の東京市場では、ハイテク株への売りの流れに変化はなく、日経平均は400円超値を下げ、節目の22000円をも割り込んだ。こうした地合いの悪い環境下、個人投資家の投資余力も急速に悪化し、流動性に欠けた中小型株が集まるマザーズ市場では時価総額上位銘柄を含め全面安商状となった。なお、売買代金は概算で960.57億円。騰落数は、値上がり21銘柄、値下がり289銘柄、変わらず4銘柄となった。

個別では、マーサージャパンとグローバル人材育成で業務提携契約を締結したアルー<7043>が14%超とストップ高まで買われ、新型コロナウイルス拡大に伴うオンライン関連銘柄としての物色の流れが続いたすららネット<3998>は5%高となった。その他では、メドレー<4480>、ファンデリー<3137>などが値上がり率上位に入った。ただ、全面安商状のなか、本日のマザーズ市場では値上がりした銘柄は計21銘柄しかなく、また、値上がり率ランキング5位以下の上昇率は0~1%台と活況には程遠い内容であった。一方、連日の急騰からの反動でリアルワールド<3691>が22%安とストップ安まで売られたほか、直近IPOのAHCグループ<7083>や、TDSE<7046>、イグニス<3689>、ブライトパス<4594>、ランディックス<2981>などが値下がり率上位に入った。

《YN》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.