個人投資家・有限亭玉介:売られた個別株…不死鳥として甦る銘柄とは?【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2020年2月26日10時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
この度は『売られた個別株…不死鳥として甦る銘柄とは?』というテーマで寄稿させて頂きますよ。
さて、あたくしのブログでは日々「気になる銘柄」をピックアップし、その後の値動きに対する私観を交えた実況中継などを掲載しております。当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。
まず初めに紹介致しますのはネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」を主力に展開するログリー<6579>です。足元では1月7日に日本経済新聞が、広告業界で閲覧データ履歴である「Cookie」の利用を見直す動きが広がっていると伝え、それらを利用しない技術を確立している同社に物色買いが入ったもようです。また、同月16日には米グーグルが運営するブラウザの「Chrome」でもCookieを規制する計画が発表されると、再び動意づいておりましたので、今後のWEB環境の変革の中で同社には注目していきたいところです。その後の軟調となった相場にて、ここまでのチャートは底値圏ではありますが、先の2月12日発表の第3四半期決算では前年同期比減益とはなっているものの、通期計画は上振れていることから今後下値を切り上げるか見ておきたいところです。
2つ目の銘柄は、介護や医療分野に最先端ロボット技術を組み合わせた、サイバニクス分野の先進的企業であるCYBERDYNE<7779>です。2月14日発表の第3四半期決算では、営業利益が軟調ながら、税引き前利益を黒字に浮上させました。東南アジアやヨーロッパ、サウジアラビアなどへの海外展開も進めており、各国で同社の製品の導入や治験が始まっています。アスリートのパフォーマンス向上へ向けたプログラム「IWA式 Neuro HALプラス」も開発し、東京五輪を契機に注目されるかもしれませんな。株価は下落基調が続きますが、業績面での反転と成長性への期待から底値圏脱出となれば拾ってみたい銘柄です。
3つ目の銘柄はITコンサルを手掛けるITbOOkHD<1447>です。政府はマイナンバーカードの普及へ向けた政策として、キャッシュレス決済でのポイント制度の準備段階に入っており、 マイナンバーのコンサルティング業務で、多くの自治体と関わる同社に思惑買いが入っております。2月14日発表の第3四半期決算では、一般管理費が負担となり経常利益が赤字着地となしましたが、地盤調査改良事業や建設テック事業、海外事業などの受注が大幅伸長した事で、売上高は2倍以上に拡大しました。AIやIoT等のテーマ性が、今後の同社の成長を促すか期待したいですな。
4つ目の銘柄はECサイトへの化粧品や美容品の卸事業やマーケティングを展開するMTG<7806>です。2月14日発表の第1四半期決算では、経常利益を黒字浮上させ、通期計画を既に達成しております。また、ReFaやSIXPADブランド等のプロモーションを積極的に進めており、海外にも幅広く認知度向上を図っています。チャート(週足)では、上場後から下落トレンドが続き、現在までもまだまだ底値水準ではありますが、今後のブランド戦略の展開次第では、下値を切り上げる可能性も見ています。目先では、26線を上抜けばトレンド転換になるのでは…と見ておりますがどうでしょうかねぇ。
最後の銘柄はギフティ<4449>です。スマートフォン等から手軽に使用でき、個人や企業、自治体間でも広がる同社のeギフトプラットフォーム事業が好調で、2月14日に発表された19年12月期通期決算は、経常利益が前期比84.6%増となりました。さらに20年12月期経常利益は前期比99.1%増を見込んでおり、4期連続での最高益更新が続くとの見通しです。チャートは乱高下していますが、2月17日にはしっかり上場来高値(2120円)を更新してきた事から、短期的な調整を経て反発となった折には拾ってみたい銘柄です。
と…ここでご紹介できるのはスペースの関係もあり、以上ではありますが…他にも「注目すべき」とする銘柄は沢山ございます。お時間がありましたらブログを検索して頂ければ幸甚です。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《SF》