話題株ピックアップ【夕刊】(1):藍沢、オプティム、東エレク
■藍澤證券 <8708> 681円 +81 円 (+13.5%) 本日終値
藍澤證券<8708>が5日ぶりに急反発。2月28日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を250万株(発行済み株数の5.86%)、または25億円としており、取得期間は3月2日から21年2月26日まで。資本効率の向上と株主還元の充実を図り、機動的な資本政策を遂行するためとしている。
■オプティム <3694> 4,140円 +335 円 (+8.8%) 本日終値
28日に発表した「オンライン診療ツールを無償提供」が買い材料。
新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を受け、 「オンライン診療ポケットドクター」を医療機関に無償提供。
■手間いらず <2477> 5,160円 +370 円 (+7.7%) 本日終値
28日に発表した「東証1部または2部に市場変更」が買い材料。
東証が3月18日付で市場1部または2部に市場変更する。
■エスプール <2471> 722円 +51 円 (+7.6%) 本日終値
エスプール<2471>は7日ぶりに反発。2月28日の取引終了後、採用支援サービスを提供する子会社エスプールリンクが、動画を活用したクラウド型OJTシステムを運営するClipLine(東京都港区)と業務提携契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。今回の提携は、両社のサービスを相互で販売する営業協力と共同でのサービス開発に取り組むのが狙い。顧客ターゲットが同一であることを活用し、個社では網羅できなかった人材の応募から採用、戦力化までのサービスをワンストップで提供するほか、顧客企業の相互紹介から開始し、将来的には互いに有する採用・教育・退職データを結びつけることで、アルバイト・パート領域を中心とした人事コンサルティングサービスに発展させる方針という。
■日本エスコン <8892> 728円 +35 円 (+5.1%) 本日終値
28日に発表した「職業紹介事業を開始」が買い材料。
職業紹介事業を手掛ける新会社を設立。
■S Foods <2292> 2,346円 +105 円 (+4.7%) 本日終値
S Foods<2292>は8日ぶりに反発。2月28日の取引終了後、子会社エス企画が神戸市東灘区の土地を売却したのに伴い、固定資産譲渡益33億円を21年2月期業績に特別利益として計上すると発表しており、これが好感された。
■ツルハホールディングス <3391> 13,100円 +570 円 (+4.6%) 本日終値
ツルハホールディングス<3391>が続伸。2月28日の取引終了後に発表した2月度の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比7.1%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。客数が同8.3%増の大幅増となったことが寄与した。
■東京エレクトロン <8035> 23,330円 +1,005 円 (+4.5%) 本日終値
東京エレクトロン<8035>が朝方安く始まった後、大きく切り返1000円を超える上昇を示したほか、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連の一角が軒並み切り返しに転じた。全体相場は新型肺炎の感染拡大に対する警戒感は拭えないものの、FRBと日銀の協調利下げ観測などが下支えとなって、主力輸出株に買い戻しの動きが顕在化しており、半導体関連セクターにもその動きがみられた。前週末の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.2%高と反発に転じており、東京市場でも関連株にプラスに働いた。足もと外国為替市場でドル高・円安方向に振れていることもポジティブ材料。
■東映 <9605> 12,770円 +540 円 (+4.4%) 本日終値
東映<9605>が大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が2月28日付で投資判断「オーバーウェート」を継続し、目標株価を2万円から2万1300円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。海外映像・版権売上高予想を減額したことで、20年3月期営業利益を253億円から223億円へ減額し、見通しを従来の「20年3月期以降も最高営業利益更新が続く」から「21年3月期から新たな営業増益局面を迎える」に変更したが、年度末接近で目標株価の基準期を22年3月期から23年3月期に変更するプラス要因が大きいという。また、目標株価に対する上昇余地が大きいことを考慮し、「オーバーウェート」を再強調している。
■ソラスト <6197> 1,022円 +40 円 (+4.1%) 本日終値
ソラスト<6197>が反発。2月28日の取引終了後、病院アプリ「MyHospital」を提供するプラスメディ(東京都新宿区)と資本・業務提携すると発表しており、これを好感した買いが入った。今回の提携は、医療・介護領域のICTを活用した事業・サービスで協業するのが狙い。ソラストは今後、「MyHospital」を受託先医療機関の一部に試験的に導入するほか、将来的にはパーソナルヘルスレコード(PHR)データを活用した「科学的根拠に基づく介護」の構築やデータ利活用まで、広い領域での連携を検討していく予定という。また、ソラストはプラスメディが第三者割当により新たに発行する優先株式を取得する予定だが、プラスメディは連結または持ち分法適用の対象外となる見込み。なお、20年3月期業績への影響は軽微としている。
株探ニュース