<動意株・5日>(前引け)=ランサーズ、ティーライフ、Jストリーム

材料
2020年3月5日 11時36分

ランサーズ<4484>=ジリジリと戻り足。人材仲介サイトを展開、フリーランスなどの人材と企業をマッチングさせるビジネスを手掛けている。主力のランサーズエンタープライズは顧客企業が専用発注ページを作成し、この発注内容に対応してランサーズの担当スタッフが業務依頼や工程などを一元管理する仕組み。引き合い旺盛で今後の顧客開拓が期待されている。20年3月期営業損益は先行投資により5億1000万円の赤字だが、トップラインは大幅な伸びを続けており、来期は損益も黒字転換するとの見方が強い。目先売り物は出切った感触で、ここにきて戻り足を見込む買いが徐々に厚みを帯びている。

ティーライフ<3172>=急動意。4日の取引終了後、20年7月期第2四半期累計(19年8月~20年1月)連結業績を発表。売上高50億7900万円(前年同期比12.7%増)、営業利益2億5700万円(同42.2%増)、純利益2億2200万円(同88.8%増)となり、営業利益の通期計画に対する進捗率は69.8%を達成しており、これを好感した買いが流入している。小売事業は、国内における消費税増税や春節以降に新型肺炎が拡大したことの影響があったものの、卸売事業では機能の集約及び効率化に加えて、高麗人参エキスを配合した「J s kami高麗」、鶏トサカを主原料とする「INJUV(インジュブ)」などの美容系サプリメントがテレビショッピングを中心に好調に推移したことが業績を牽引した。また、プロパティ事業では不動産賃貸及び他社物流業務受託の拡大も寄与した。なお、通期業績見通しは、売上高93億7300万円(前期比0.9%増)、営業利益3億6800万円(同8.1%増)、純利益2億6500万円(同9.7%増)の従来予想を据え置いた。

Jストリーム<4308>=急反発でストップ高。ストリーミング配信を手掛けており、医薬業界向けライブ配信が好調。M&Aで傘下に収めた医療コンテンツ会社も収益に貢献し20年3月期営業利益は前期比34%増益を予想している。また、来期以降の業績も次世代通信規格「5G」の国内商用化に伴い同社サービスの高付加価値化の余地が広がることで期待が大きい。株式需給面では直近、外資系証券を通じた空売りが目立っていたが、目先その買い戻しによる浮揚力も働きやすい。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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