アンジェス---大阪大学と新型コロナウイルスに対するDNAワクチン共同開発に着手
アンジェス<4563>は5日、HGF治療用製品においてDNAプラスミド製品を上市した実績を元に、大阪大学と共同で新型コロナウイルス対策のための予防用DNAワクチンの開発を行うことを発表。
DNAワクチンの製造は、他の方法に比べて、短期間で製造プロセスを確立することが可能であるといい、製造はプラスミドDNAの製造技術と製造設備を有するタカラバイオ<4974>が担当する。
DNAワクチンは、危険な病原体を一切使用せず、安全かつ短期間で製造できる特徴があり、対象とする病原体のたんぱく質をコードする環状DNA(プラスミド)を接種することで、病原体たんぱく質を体内で生産し、病原体に対する免疫を付与するという。弱毒化ワクチンとは異なり、病原性を全く持たないため、安全とされている。
《ST》