多摩川HDはしっかり、子会社が次世代放射光施設の線型加速器用設備を落札
多摩川ホールディングス<6838>がしっかり。同社はきょう、量子科学技術研究開発機構が公示した「次世代放射光施設の線型加速器用低電力高周波回路及びビームモニタ回路システムの製作」を、子会社の多摩川電子が落札したと発表。これが下支え材料となっているようだ。
これは量子科学技術研究開発機構を国の主体とし、光科学イノベーションセンター、宮城県、仙台市、東北大学、東北経済連合会が連携し、東北大学・青葉山新キャンパス内に23年度の運用開始に向け整備を進めている「軟X線向け高輝度3GeV級放射光源(次世代放射光施設)」内の設備となるもの。この施設は国内既存軟X線向け放射光施設の100倍の光源性能(太陽の10億倍の明るさ)を持ち、ナノレベルの微細な領域で物質の機能を可視化することができる巨大な顕微鏡で、革新的なイノベーションを起こすことが期待されている。