16日の株式相場見通し=新型コロナ懸念も米緊急利下げ受け急反発か
16日の東京株式市場は、前週の急落の反動から大きく切り返す展開が想定される。前週末の米国株市場ではNYダウが過去最大の上げ幅を記録するなど急反騰態勢をみせた。加えてきょう日本時間早朝にFRBが政策金利を1%引き下げる緊急利下げを発表、合わせて7000億ドルの資産買い入れを実施し実質量的緩和の再開も行うことも発表したことが、世界株市場全体にインパクトのある材料として働きそうだ。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は拭えない。また、日米金利差縮小を背景に外国為替市場では足もと円が買われており、これも東京市場にとっては逆風となる。主力株中心に全般は戻り売り圧力も強く、日経平均は買い一巡後の動きに注意が必要となりそうだ。
13日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比1985ドル00セント高の2万3185ドル62セントと急反発。ナスダック総合株価指数は、同673.073ポイント高の7874.875だった。
日程面では、1月の機械受注統計。マザーズ市場にミクリード<7687>が新規上場する。海外では、1~2月の中国工業生産高・小売売上高・固定資産投資・不動産開発投資など。また、3月の米NY連銀製造業景況指数など