<注目銘柄>=テクマト、セキュリティー対策製品の販売好調
テクマトリックス<3762>は全体相場が落ち着きを取り戻せば、改めて好業績を評価する展開となりそうだ。
1月31日に発表した20年3月期第3四半期累計(19年4~12月)の連結経常利益は20億9400万円(前年同期比40.3%増)となり、通期計画24億6000万円に対する進捗率は85.1%となった。主力の情報基盤事業で次世代ファイアウォールなど各種セキュリティー対策製品の販売が好調だったほか、アプリケーション・サービス事業ではCRM(顧客管理)分野の大型案件の受注が増加した。両事業ともに受注残高は順調に積み上がっており、今後の業績にも期待が持てる。
株価は2月13日につけた昨年来高値2935円から大きく値を下げており、ここは絶好の拾い場とみたい。また、同社は画像などの医療情報を安全に保管・活用・共有できるクラウドサービス「NOBORI(のぼり)」を提供していることから、遠隔医療関連としても要マークだ。(参)