ラクオリア創薬が反発、アリールアミド誘導体に関する中国特許査定を取得
ラクオリア創薬<4579>が反発している。26日の取引終了後、同社が創出した選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許の一つであるアリールアミド誘導体について、中国において特許査定を取得したと発表したことが好感されている。
同社が創出した選択的ナトリウムチャネル遮断薬は、テトロドトキシン感受性(TTX-S)ナトリウムチャネルに対して特異的に作用し、複数の疼痛モデル動物において、高い有効性を示すことが確認されている。また、同化合物は心臓で重要な働きをするテトロドトキシン抵抗性(TTX-R)ナトリウムチャネルに対して良好な選択性を示すことから、副作用の少ない画期的新薬として、さまざまな疼痛状態に対する未充足の医療ニーズに応えることが期待されているという。なお、同件による20年12月期業績への影響はないとしている。