東京株式(前引け)=前日比230円高と上伸、円高警戒で上値幅は縮小
27日前引けの日経平均株価は前日比230円70銭高の1万8895円30銭。前場の東証1部の売買高概算は9億6019万株、売買代金概算は1兆5584億4000万円。値上がり銘柄数は1535、値下がり銘柄数は579、変わらずは54銘柄だった。
日経平均株価は上伸。前日の米株式市場でNYダウが前日比1351ドル高と大幅高となったことを受け、東京株式市場も堅調に推移した。日経平均株価は一時700円を超す上昇となり、1万9300円台まで値を上げる場面があった。きょうは3月決算企業の権利付き最終売買日で、権利取りの動きも出ている様子だ。ただ、寄り付きの買い一巡後は売りに押され上昇幅は縮小した。為替が1ドル=108円半ばへ円高が進行していることも、全体相場の上値を重くしている。
個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>が反発、トヨタ自動車<7203>とソニー<6758>が高い。村田製作所<6981>が値を上げ、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>など半導体関連株がしっかり。半面、任天堂<7974>やオリエンタルランド<4661>、日本航空<9201>が安く、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が値を下げた。