外為サマリー:107円20銭台に軟化、日経平均の下落が重荷
2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=107円28銭前後と前日の午後5時時点に比べ30銭強のドル安・円高となっている。
前日のニューヨーク市場では新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感からドル安・円高が進んだが、この日の東京市場では午前10時30分過ぎに107円57銭まで持ち直す場面があった。海外市場で一時107円ラインを下回ったことで値ごろ感が意識されたほか、時間外取引でNYダウ先物が上昇したことが支援材料となった。ただ、日経平均株価の続落を受けたリスク回避的なドル売り・円買いも観測され、その後は107円40銭台を中心にもみ合う展開。午後2時以降は上値の重さを意識した売りがみられ、107円20銭台に軟化した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0946ドル前後と同0.0010ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=117円43銭前後と同50銭強のユーロ安・円高で推移している。