個人投資家・有限亭玉介:テレワーク・遠隔医療・巣ごもり…新型コロナ由来銘柄【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2020年4月11日 18時11分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年4月1日10時に執筆

株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

この度は『テレワーク・遠隔医療・巣ごもり…新型コロナ由来銘柄』というテーマで寄稿させて頂きますよ。

さて、あたくしのブログでは日々「気になる銘柄」をピックアップし、その後の値動きに対する私観を交えた実況中継などを掲載しております。当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。

まず初めに紹介致しますのはサーバーワークス<4434>です。2月21日にAWSの導入支援などで想定以上の売上を達成したとして、20年2月期業績予想を上方修正しました。政府の推奨により、 テレワークを検討する企業の問い合わせが増加した事もあり、3月26日には、仮想デスクトップサービスである「Amazon WorkSpaces」を手軽に導入できるパッケージ化サービスの開始を発表しています。チャートは 新型コロナウイルスの影響下でありながら、昨年10月より鮮やかに上昇トレンドを現在まで継続しており、4月14日の決算前後の値動きも注視したいですな。

2つ目の銘柄はメドピア<6095>です。遠隔医療関連として注目される同社は、新型コロナウイルスの流行により、子会社が運営するオンライン医療相談サービス「first call」が経済産業省の「健康相談窓口」に設定されました。2月13日の決算発表では、堅調に増益着地しており、3月18日には東海東京証券が、同社の格付けを「アウトパフォーム」に引き上げています。また、企業規模としては東証一部へ市場変更もあり得ると思われます。メドレー<4480>も同じく遠隔医療関連として以前の当記事でピックアップしていますが、目先このトレンドは底強く推移するかもしれませんな。

3つ目の銘柄は、オフィス関連商品の販売や配送事業を手掛けるアスクル<2678>です。巣ごもり関連としても直近では物色を受けましたな。昨年、Zホールディングス<4689>傘下のヤフーとの資本業務提携を解消するような騒動が話題になりましたが、その後和解にいたってります。3月17日の決算発表は、前期と比較して大幅増益で着地しております。3月26日にはクレディ・スイス証券が同社の格付けを「強気」とし、目標株価を3900円に設定しています。直近3月30日には高値3665円をつけてから調整している様子ですが、どこで反発となるか監視しておきたいところです。

4つ目の銘柄もテレワーク関連からアセンテック<3565>です。仮想デスクトップなどのテレワーク環境をクラウド上に構築するサービスなど、ITインフラを主力とする同社の20年1月期決算は増収増益着地となりました。21年1月期も引き続き増収増益の予想となっています。同社の新製品「リモートPCアレイ50」は、RPA利用向けに売上を伸ばしているもようで、今後も業績寄与が見込めますねぇ。一目均衡表(日足)では、3月中旬から反発した勢いのまま、雲の上限を上抜きました。2月に発表した「テレワーク サブスプリクションサービス」からも、同社のテレワークによる今後の成長戦略が楽しみですな。

5つ目の銘柄はゲーム関連より注目しているミクシィ<2121>です。スマートフォンゲーム「モンスターストライク」が、人気IPとのコラボレーションによって売上好調のようです。2月7日発表の決算は前年同期比で大幅減益着地となりましたが、同時に上方修正も発表し、経常利益を従来予想から80%増額しております。その後、3月23日に再び上方修正を発表しており、同利益前述した上方修正値からさらに72%上乗せしています。チャート(週足)では、上値抵抗線である13週線まで差し掛かっていますが、新型コロナウイルス拡大による国民巣ごもり化への潮流から、ゲーム関連株としての思惑買いを受けるかどうか…しばらく監視したいところです。

最後の銘柄はM&A仲介業を手掛けるストライク<6196>です。超高齢化社会を背景として、後継者不足による事業継承が困難となっている中、M&A市場は活況となっています。3月23日には従来予想より案件成約数の増加や、大型案件を手がけた事で、3月30日の決算を前に上方修正を発表しました。一目均衡表(週足)では、急激な下落基調により雲の下限まで割り入るものの、直近の反発により、すぐに雲の上限を上抜いております。新型コロナウイルスの影響で中小企業の業績下振れが予想される中、「M&Aによる打開」…この近い未来への思惑が、同社への資金流入の鍵となりそうです。

と…ここでご紹介できるのはスペースの関係もあり、以上ではありますが…他にも「注目すべき」とする銘柄は沢山ございます。お時間がありましたらブログを検索して頂ければ幸甚です。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《US》

提供:フィスコ

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