デジハHDが反落、顧客のゲーム開発遅延など響き20年3月期業績は計画下振れ
デジタルハーツホールディングス<3676>が反落している。前週末24日の取引終了後、集計中の20年3月期連結業績について、売上高が230億円から211億円(前の期比9.6%増)へ、営業利益が18億円から14億円(同12.8%減)へ、純利益が12億5000万円から8億円(同49.2%減)へ下振れて着地したようだと発表しており、これが嫌気されている。
主力のエンターテインメント事業で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、顧客企業におけるゲームタイトルの開発遅延などが発生したことに加えて、エンタープライズ事業で新規案件の獲得が順調に進み、売上高は前年を大きく上回るものの、計画には届かなかったことが要因という。また、エンターテインメント事業で、アジア地域を中心とする海外事業の収益悪化があったことやクリエイティブ事業の不振継続なども響いた。