塩野義がカイ気配スタート、新型コロナ予防ワクチンの開発を正式に決定
塩野義製薬<4507>がカイ気配スタートとなっている。27日の取引終了後、新型コロナウイルス感染症に対する予防ワクチンの開発を正式に決定したと発表しており、これが好感されている。
同社グループでは子会社UMNファーマが、日本医療研究開発機構(AMED)の支援する研究開発課題である「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン開発に関する研究」に今年3月から参画し、UMNファーマの有するBEVSと呼ばれる技術を活用した組み換えたんぱく抗原の作製を進めているが、同ワクチンの開発を治療薬の創製と並ぶ最優先プロジェクトの一つに位置付け、20年内の臨床試験開始を目指すという。将来的には1000万人規模の提供を可能とするよう、生産体制の拡張なども検討するとしている。