テクノプロHが続急騰、コロナ下でも増収増益を確保したことを好感
テクノプロ・ホールディングス<6028>が続急騰している。同社は28日取引終了後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年6月期第3四半期累計(19年7月~20年3月)連結業績は売上高1194億9100万円(前年同期比12.2%増)、税引き前利益130億8800万円(同18.1%増)に伸びて着地。新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念されるなかで増収増益を確保したことが好材料視された。
技術者派遣・請負事業で技術者の平均稼働率が95.6%と高水準を維持した。また、引き合いが旺盛なIT分野を中心に高収益化の推進を強化したほか、契約単価の向上に注力したことも奏功したようだ。コロナショックに備えた販管費抑制効果が早めに現れたため、利益の年間進捗率は想定を上回って推移しているという。通期業績予想を据え置いたことも評価材料となっている。