ゼンリンが大幅続伸、200万株を上限とする自社株買いを好感
ゼンリン<9474>は大幅続伸し、一時前日比16.6%高の1248円に買われた。28日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されている。上限を200万株(発行済み株式数の3.5%)、または30億円としており、取得期間は5月1日から21年4月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と、資本効率の向上及び株主還元の強化を図るためという。
また、同時に発表された20年3月期決算は、売上高597億7100万円(前の期比6.2%減)、営業利益33億円(同43.3%減)、純利益26億3300万円(同17.9%減)だった。なお、21年3月期業績予想について、新型コロナウイルス感染症の拡大により、市況の悪化に伴う取引減少などが見込まれるものの、業績に与える影響が現時点で合理的に算定することが困難なため未定としている。