話題株ピックアップ【夕刊】(1):UUUM、レーザーテク、Vコマース
■UUUM <3990> 2,397円 +400 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値
UUUM<3990>がストップ高。同社はユーチューバーの制作支援ビジネスを展開するが、28日取引終了後、吉本興業のMCN(マルチチャンネルネットワーク)運営権の一部を譲受するとともに、同社と業務提携契約を締結したことを発表。吉本興業所属タレントのYouTubeチャンネル運営などで協業する計画で、これによる業容拡大効果に期待する形で投資資金の流入が加速した。
■テクノプロH <6028> 6,210円 +1,000 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率2位
テクノプロ・ホールディングス<6028>がストップ高。同社は28日取引終了後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年6月期第3四半期累計(19年7月~20年3月)連結業績は売上高1194億9100万円(前年同期比12.2%増)、税引き前利益130億8800万円(同18.1%増)に伸びて着地。新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念されるなかで増収増益を確保したことが好材料視された。技術者派遣・請負事業で技術者の平均稼働率が95.6%と高水準を維持した。また、引き合いが旺盛なIT分野を中心に高収益化の推進を強化したほか、契約単価の向上に注力したことも奏功したようだ。コロナショックに備えた販管費抑制効果が早めに現れたため、利益の年間進捗率は想定を上回って推移しているという。通期業績予想を据え置いたことも評価材料となった。
■レーザーテック <6920> 7,210円 +940 円 (+15.0%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率7位
レーザーテック<6920>は続急騰。株価は前営業日につけた実質上場来高値6290円を15.6%も上回る7270円まで上昇する場面があった。28日取引終了後に発表した20年6月期第3四半期累計(19年7月~20年3月)連結業績が売上高256億100万円(前年同期比19.2%増)、経常利益89億1500万円(同56.9%増)と大幅増収増益で着地しており、これを好感する買いが向かった。半導体製造メーカーが次世代のEUV(極端紫外線)リソグラフィーを用いた先端ラインの設備投資を継続するなか、マスクブランクス欠陥検査装置などの販売が増勢だった。決算発表と併せて、20年6月期の受注予想を上方修正したことも評価材料に。半導体関連装置の好調を受けて、今期受注高は従来予想から150億円積み増し850億円(前期比91.0%増)に拡大する見通しとなった。
■日本エスコン <8892> 736円 +89 円 (+13.8%) 一時ストップ高 本日終値
日本エスコン<8892>が続急騰。28日取引終了後に発表した20年12月期第1四半期(1~3月)の連結経常利益が前年同期比3.2倍の93億2900万円に急拡大して着地したことが好感された。不動産販売事業で主力の分譲マンションの販売が好調だったほか、商業施設や物流倉庫など収益不動産の引き渡しも順調に進み、売上高が前年同期比2.2倍の421億9600万円と大幅増収を達成したことが寄与した。第1四半期経常利益が上期計画(90億円)を既に上回っており、業績上振れを期待する買いなどが向かったようだ。
■ISID <4812> 4,620円 +445 円 (+10.7%) 本日終値
ISID<4812>は急反発。28日取引終了後に発表した20年12月期第1四半期(1~3月)連結業績が売上高263億6600万円(前年同期比14.5%増)、経常利益32億5200万円(同26.7%増)に伸びて着地したことが好材料視されたようだ。電通グループ<4324>の基幹システム領域における大型の更改案件が堅調に推移したことに加え、電通との協業によるビジネスが公共向けを中心に拡大した。また、人事管理ソリューション「POSITIVE」や会計ソリューション「Ci*X」、連結会計ソリューション「STRAVIS」など自社開発ソフトウェア製品の販売・導入が伸びたことも収益を押し上げた。
■ダイビル <8806> 999円 +79 円 (+8.6%) 本日終値
30日に発表した「ダイビル、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
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■バリューコマース <2491> 2,250円 +171 円 (+8.2%) 本日終値
バリューコマース<2491>は急伸。28日取引終了後に発表した20年12月期第1四半期(1~3月)連結業績が売上高76億6100万円(前年同期比21.6%増)、経常利益15億2300万円(同22.6%増)に伸びて着地しており、これを好感する買いが向かった。ECソリューション事業が収益を牽引した。「Yahoo!ショッピング」出店者向けCRM(顧客管理)ツールやクリック課金型広告のサービス利用が増加したほか、新たに子会社となったダイナテックとB-SLASHの業績も加わったことも売上高を押し上げた。また、成果報酬型広告を展開するマーケティングソリューション事業は新型コロナウィルス感染拡大の影響があったものの、増収増益を確保し全体の業績をサポートした。
■いなげや <8182> 1,733円 +127 円 (+7.9%) 本日終値
食品スーパー中堅のいなげや<8182>が急反発し、年初来高値を更新した。28日取引終了後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の17億円から26億8300万円へ大幅上方修正すると発表。従来の34.2%減益予想から一転して1.4%増益見通しとなり、これを好感する買いが向かった。新型コロナウイルス感染症の拡大で消費者の買いだめ行動が強まったことを受け、2月と3月は客数、買い上げ点数が増加し、既存店売上高が前年実績を上回って推移した。コスト構造改革の推進で人件費や一般管理費が減少したことも利益を押し上げたとしている。
■ゼンリン <9474> 1,150円 +80 円 (+7.5%) 本日終値
ゼンリン<9474>は大幅続伸し、一時前日比16.6%高の1248円に買われた。28日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。上限を200万株(発行済み株式数の3.5%)、または30億円としており、取得期間は5月1日から21年4月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と、資本効率の向上及び株主還元の強化を図るためという。また、同時に発表された20年3月期決算は、売上高597億7100万円(前の期比6.2%減)、営業利益33億円(同43.3%減)、純利益26億3300万円(同17.9%減)だった。なお、21年3月期業績予想について、新型コロナウイルス感染症の拡大により、市況の悪化に伴う取引減少などが見込まれるものの、業績に与える影響が現時点で合理的に算定することが困難なため未定としている。
■積水樹脂 <4212> 2,200円 +139 円 (+6.7%) 本日終値
30日に発表した「積水樹、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
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株探ニュース