野村マイクロが急騰、２０年３月期営業５割増益で今期見通しに安心感
野村マイクロ・サイエンス<6254>が一時１５．２％高の１５６９円と急騰、３日続伸となった。半導体向け超純水装置を主力展開しており、国内および韓国、中国、台湾の大手半導体メーカー向けに高い商品競争力を誇る。同社が１３日取引終了後に発表した２０年３月期決算は、海外半導体メーカー向け水処理装置の進捗遅れによる影響が出たものの、営業利益は前の期比５２％増と高水準の伸びを示しており、これを評価する形で買いの勢いが増した。２１年３月期業績予想も新型コロナウイルスの影響が考慮されるなかにあって、売上高は５％の増収を確保、営業利益は前期比微増の１８億５０００万円を計画していることでマーケットに買い安心感を与えた。ＰＥＲ１０倍台は指標面でも割安感がある。
