株価指数先物【昼のコメント】薄商いの中でインデックス売買に振らされやすい需給状況

市況
2020年5月15日 12時15分

日経225先物は11時30分時点、1万9910円(+0.65%)前後で推移。米国市場が引けにかけて大きく切り返すといった引け味の良さもあり、寄り付きは2万100円とシカゴ先物清算値(2万60円)を上回って始まった。日本政府が5月末の期限を待たずに39県で緊急事態宣言を解除すると決めたことで、経済活動再開への期待が高まった。その後、2万180円まで上げ幅を広げる場面もみられたが続かず、再び2万円を割り込むと、前引けにかけては1万9820円まで売られている。

日経225先物は買い先行で始まったが、買い一巡後は戻り待ちの売りに押される形となった。指数寄与度の大きいところでは、ファーストリテイリング <9983> が2%近い下落で日経平均の上値を抑えている。東証1部の売買代金は9872億円と1兆円を下回る薄商いであり、断続的なインデックス売買に振らされやすい需給状況でもある。

前引けの TOPIXは0.32%の下落となっている。そのため、後場は日銀のETF買い入れは入らないとみられる。もっとも、週末要因から仕掛け的な動きは限られると考えられるほか、前引けにかけてロングのポジション調整は一巡していると考えられる。一方で2万円接近では短期筋の売り仕掛けもありそうだが、オーバーウィークのポジションは取りづらく、引けにかけては買い戻しによる底堅さも意識されそうである。

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