プロネクサス---20年3月期増収、上場会社ディスクロージャー・IR関連が堅調に推移

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2020年5月18日 14時28分

プロネクサス<7893>は14日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.6%増の244.46億円、営業利益が同2.9%増の25.71億円、経常利益が同2.0%減の27.17億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.8%減の18.16億円となった。

上場会社ディスクロージャー関連の売上高は前期比4.4%増の102.86億円となった。招集通知のカラー化と受注社数増による増収に加えて、上場企業が金融庁の電子開示システム「EDINET」に提出する開示書類データのXBRL対象範囲が拡大したことにより、決算関連の売上が増加した。また、開示書類作成を支援するシステムサービス・アウトソーシングサービスの増収も寄与した。

上場会社IR関連等の売上高は前期比10.6%増の61.36億円となった。コーポレートガバナンス・コードの制定を背景として、IRサイト構築等のWebサービスや株主総会ビジュアル化サービス等の受注が増加した。また、2019年10月に子会社化したレインボー・ジャパンの売上も加わった。

金融商品ディスクロージャー関連の売上高は前期比1.6%減の69.19億円となった。国内投資信託市場は、一部ファンドの新規設定が減速し、主力製品である目論見書や届出書が減収となった。また、J-REIT市場のIPO・ファイナンス関連製品や、外国投信も減収となった。一方、金融商品の各種販促ツールや金融機関のディスクロージャー誌等は増収となった。

データベース関連の売上高は前期比51.4%増の11.02億円となった。既存顧客の契約更新が順調に推移するとともに新規顧客の開拓が進展した。

2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済活動の停滞により、業績影響額の算定が現段階では困難であることから、未定としている。今後の市場動向を見極めつつ、業績予想の算定が可能となった段階で速やかに開示する。

《SF》

提供:フィスコ

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